薬草の散歩道 薬になる野の花・庭の花100種

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140401767
  • NDC分類 499.87
  • Cコード C2061

内容説明

トリカブトといえば毒草として知られる。美しい花を咲かせるスイセンや最近人気のジギタリスもまた有毒植物。一方でこれらの植物は大事な薬草でもある。庭や公園など身近にある薬草100種について語る楽しい植物エッセイ。

目次

道端・空き地(タンポポ―根でつくるタンポポコーヒー;ドクダミ―生と乾燥したもので異なる薬効 ほか)
雑木林・草原(アキカラマツ―胃の薬のニューフェース;アケビ―春も秋も使える山菜 ほか)
山地(イワタバコ―岩壁に咲く可憐な花;ウスバサイシン―おへそに詰めて病気を治す ほか)
庭・公園(アンズ―春を告げる中国の果樹;イチョウ―生きている太古の植物 ほか)
畑・圃場(アイ―イモムシに奪われたアイ;ケシ―麻薬になる華麗な植物 ほか)

著者等紹介

指田豊[サシダユタカ]
1938年、東京都生まれ。東京薬科大学大学院修了(ホオノキの成分研究で博士号取得。薬学博士)。1989年から東京薬科大学教授。日本植物園協会理事。薬用植物、生薬、有毒植物、芳香植物などを研究

小柳吉次[コヤナギヨシツグ]
1943年、青森県弘前市生まれ。二紀会会員。大学卒業の頃より植物画を描き始め、長くNHKテキスト『趣味の園芸』にかかわる。また、NHKテレビ趣味百科「植物画を描く」ほかで植物画の講座を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねね

5
普通この手の本って、筆者の無難なコメントや野の花を見分けるポイントなどがさらりと書いてるだけだけれど、この本は違った。何というか…筆者が濃い(笑)植物が好きで、割となりふり構わず穴を掘り出したり、ホテルに持って帰ってバッタとかが湧いてこっそり掃除した、とか…(^^ゞ植物にも興味をひかれるんですが、筆者コメントが独特すぎておもしろかったです。2013/11/21

きのたん

2
柔軟な語り口で気分良く読んでいられた。松の葉を風呂に直接入れたら痛いなどの、実際に自分でやってみてからのアドバイスが参考になった。いくらキク科で代用できるからといって、タンポポコーヒーからの、ごぼうコーヒーは嫌。2021/02/18

MOMO

2
本を読み終わった時点で、植物のこと以上に指田先生の人生や、お人柄がよーーくわかりました。子供の頃から植物に興味を持たれ、学生時代は植物採集に明け暮れたことや、一浪されたことなどなど、経験談や失敗談が頻繁に出てくるので・・・。おまけにどうやらサービス精神がおおせいなのか何かとオチをつけようとされる傾向が・・・。なので、ときどく苦笑いを浮かべることはありましたが、楽しい読み物として読ませていただきました。 2012/06/15

Ryoichi Ito

1
これは2001年NHK出版のものだが,2014年改訂版(東京薬科大出版会)を東京薬大公開講座の折買った。肩のこらないエッセイが各植物に2頁。面白い。著者指田さんはわたしと同い年。2017/10/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/35267
  • ご注意事項

最近チェックした商品