まんまるしっぽのクロ

ミヤザーナツ【著】

ＮＨＫ出版（2024/07発売）

• サイズ B5判／ページ数 32p／高さ 23cm
• 商品コード 9784140361580
• NDC分類 E
• Cコード C8793

出版社内容情報

大きな感動を呼んだ『ただいまねこ』の作者が贈る、待望の新作絵本

ここは「にゃおにゃお村」の「にゃおにゃお池」。猫の家族が晩御飯の魚をとりにやってきました。お母さん猫は、細くて長いしっぽを池のなかにたらし、見事に魚をゲット！　子猫たちは大喜びです。食いしん坊たちのおなかを満たすために、しっぽ釣りの技を伝授するお母さん猫。しかし、クロのまんまるしっぽは、魚を釣るには短すぎました。
ここでクイズです。みんなと違ったしっぽをもったクロは、このあとどうするでしょう？
　
①いじけてふてねする
②きょうだいが釣った魚を横取りする
③自分で魚をとる方法を見つけ出す

答えは③。どんな方法でクロが魚をとるかは、ぜひ絵本でご確認ください。
自分がみんなと違うしっぽをもっていることを受け入れ、あれこれ奮闘するクロの健気な姿を、ミヤザーナツが柔らかなタッチで描きます。
さあ、末っ子クロのお話が始まりますよー。

★登場する猫たち
かあさんねこ：おおらかでしっかりもの
ブチ：やさしくて、涙もろい
トラ：気さくで、友達がいっぱい
クロ：辛抱強く、がんばりや

内容説明

みんなとは違うしっぽをもったクロ。まん丸でかわいいけれど、にゃおにゃお池の魚をとるには短すぎました。大きな感動を呼んだ『ただいまねこ』の作者が贈る待望の新作絵本。

著者等紹介

ミヤザーナツ［ミヤザーナツ］
長野県生まれ。デザイン会社を経てイラストレーターとして出版、広告業界で活動。２０２３年ＮＨＫ出版から刊行した『ただいまねこ』が大きな反響を呼ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。ミヤザーナツ、２作目です。しっぽで魚が釣れるにゃら、将来的には、毛鉤のように進化するのかにゃあ(=^・^=) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000941.000018219.html 【読メ😻猫部】

2024/07/17

[わむう]

にゃおにゃお池でのお話。しっぽの短いクロ。お母さん猫が教えてくれたしっぽを使う魚釣りができません。でもクロはとても辛抱強い頑張り屋さんなので、知恵をしぼって根気よく自分なりの魚の捕まえ方を見つけたのでした。

2024/08/25

[宇宙猫]

★★★★★　しっぽも頑張るところも可愛い。特にまんまるや薄目など、表情豊かなおめめが良い。

2024/09/19

[こゆ]

ねこ好きな小5に読み聞かせ。表紙のしっぽもお目目もまんまるな黒ねこちゃんに一目惚れ。クロはきょうだいの末っ子。お母さん猫が釣りの仕方を教えるも、しっぽが丸いクロはうまく釣ることができない。クロは自分の特徴を活かした釣りの方法を思いつきー。ねこちゃんはどの模様も全部かわいいけど、家族でこんなに模様がバラバラなんてことあるのかな？最初から最後まで全部かわいくて、親子でニコニコ読み終わる癒しのねこ絵本。

2025/01/02

[ヨシ]

みんなと違った丸い尻尾を持った野良猫のクロ。尻尾を釣り竿に見立てて魚釣りをしても、他の猫の様にはできなくて…可愛らしい絵とその裏に隠された強いメッセージは、まさしく大人向け。できないことがあっても、自分をいかした解決策があるんだよね。今の私に刺さる絵本でした。

2024/10/25