内容説明
ハイテク日本なのに、日本人の行動様式には、神と仏がびっしりと組み込まれている。「日本人は無宗教だ」。そういう知識人は多い。が、とんでもない。あまりにも宗教的現象(日本教)が多すぎ、気づかないだけだ。神と仏がわかれば、現代ニッポンの政治が、経済が、日本人がわかる。国際的社会で、わが国の進むべき道標もわかる。テレコム・ジャーナリストが、宗教を禁じた共産主義が変貌するいま、一転して“日本教”の解明に、直観と独断で挑む。
目次
1 日本人の心に宿る神々
2 現代に息づく神の道
3 日本人の死生観と怨霊思想
4 仏教の三要素―欲望と意識と慈悲と
5 仏教と日本人
6 21世紀は宗教の時代