出版社内容情報
いかに早く気づけるか?
護身術は最終手段であり、まずは警戒と抑止からである。
おそらく多くの人にとって、格闘術を使った護身は難しいでしょう。
だから、危険が迫る前にできること、そして護身用品を活用する方法を紹介します。
今、YouTubeでコラボ依頼が殺到するプロのボディガード、待望の初著書!
【目次】
CONTENTS
●ガイダンス 今、必要とされる護身術は?
「水と安全はタダ」は過去の話/ボディガードになって気づいた護身の鉄則
きれいごとが通用しない世界
●第1講 護身が成功する条件
「逃げる」は当たり前
◎護身の条件① 理想的な流れ/◎護身の条件② 護身術の意義/◎護身の条件③ 身を守る「三つの砦」
column プロ・ボディガードのリアル体験Episode-1
暴力団に脅される会社役員の身辺警備
●第2講 第1の砦「警戒力と抑止力」
護身の本質は競争/スマホと護身のリスク/警戒の基本はリラックス
警戒モードのオンとオフ/明暗を分けるのは「5メートル、5秒」の差
護身の近道は悪い癖を減らすこと/違和感をスルーしない/視覚と聴覚をふさがない
人は相手のどこに違和感を感じるのか?/違和感をスルーする原因/違和感を言葉にしてみる
自分の警戒基準を作る/違和感と言語化の例/思い込みを捨て去る/視線の向け方
column プロ・ボディガードのリアル体験Episode-2
拳銃を持つ訪問者に対して
●第3講 第2の砦「距離と時間」「予測と確認」
相手が諦める距離は?/「距離と時間」こそ最高の武器/実際の距離を体感してみる
暴漢との距離によってできることの目安/相手が5メートル未満に迫って何ができるか?
「予測と確認」でトラブルを避ける/危険の多くは外で起きる
場所に合わせて警戒のレベルを変える/危険な場所の特徴/死角はいたるところに存在する
人目のある場所での警戒/護身とはエゴと非情/背後からの攻撃/顔見知りによる暴力を防ぐ
暴力を起こす人間が持つ五つの特徴
column プロ・ボディガードのリアル体験Episode-3
ハラスメント一族に会いにいく元嫁
●第4講 第3の砦「護身術」
体格や体力を補える護身用品/代表的な護身用品とそれらの特徴
◎護身用品① 催涙スプレー
◎護身用品② 防犯ブザー
◎護身用品③ フラッシュライト
◎護身用品④ スタンガン
修羅場の恐怖と金縛り/その時「二つのするべきこと」と「一つのしてはいけないこと」
column プロ・ボディガードのリアル体験Episode-4
自分から自分を守りたい依頼人
●第5講 護身用品がない時は?
どんなものでも使う応用力が身を守る/身の回りのものを盾にする
刃物を持つ手を押さえても別の手に持ち替えてくる
少しでも刃物と急所を離す
◎身の回りのものを武器にする…ペン/◎身の回りのものを武器にする…鍵の束
◎身の回りのものを武器にする…棒/◎身の回りのものを武器にする…その他
column プロ・ボディガードのリアル体験Episode-5
職務を全うしたボディガードたちの功績と悲しみ
●第6講