内容説明
正しい旧かなづかいの理解は、俳句実作者が乗り越えなければならないハードル。本書は「語源」というアプローチから、効率よく継続的に旧かなを攻略し、辞書的にも使える一冊。『NHK俳句』人気連載「俳句作りに役立つ!旧かな入門」待望の単行本化。
目次
第1章 「わ」と「は」の使い分け
第2章 「い」と「ゐ」と「ひ」の使い分け
第3章 「う」と「ふ」の使い分け
第4章 「え」と「ゑ」と「へ」の使い分け
第5章 「お」と「を」と「ほ」と「ふ」の使い分け
第6章 「じ」と「ぢ」の使い分け
第7章 「ず」と「づ」の使い分け
第8章 「か」と「くわ」、「が」と「ぐわ」の使い分け
旧かなマスター12の練習帖
著者等紹介
山西雅子[ヤマニシマサコ]
昭和35年、大阪府生まれ。奈良女子大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了。「舞」主宰。「星の木」同人。日本文藝家協会会員・俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
31
#感想歌 語源から説明あれば分かります参考文献併読中す 参考資料の 契沖「和字正濫鈔」 本居宣長「字音仮字用格」併読中 https://researchmap.jp/joz43b2eo-2060601/#_20606012019/01/29
はたえす
4
文語調短歌を作つてゐて旧仮名遣ひをみてみぬふりして新仮名でやつてゐたのだが、文語調で新仮名遣ひを嫌ふ選者もゐると言ふので、重い腰をあげて購入した。体系的に学べれば、いちいち辞書をひかなくていいかな?と思つたのだが、やはり一朝一夕にはいかなゐ。いくつかの語句を取り上げてどうしてその仮名遣ひになるのか解説されてはゐるがあくまでもそれは一例なので、作歌に辞書が手放せなゐ。文語調で新仮名遣ひを嫌ふ選者もゐれば、わたしは口語で旧仮名遣ひの歌はきどつてる感じがすきになれなゐし、旧仮名ツイートはだいたいやばいやつだ。2023/03/30
凛
2
学生時代から苦手としていました。読みはしましたが、一朝一夕に身につくものではないですね。名句に触れることで少しずつ覚えていきたいです。2019/09/02
うののさらら
2
俳句で重要な旧かなの使い方が丁寧に説明されている。2019/06/11