内容説明
旅立つ心が知識を求めて…歴史を探る、文化財を訪ねる、文化財探訪の旅へのいざない。
目次
旧石器時代の探究(人類の出現;旧石器の種類)
「縄文」一万年(土器に表われた人々の暮らし;縄文の祭りと装飾;縄文人の暮らしと道具)
瑞穂の国への道(稲作の渡来と水田の開発;弥生人の社会;クニの出現と戦いの始まり ほか)
古墳からのメッセージ(古墳の出現と広がり;埴輪と副葬品;古墳時代の暮らし)
歴史を掘りおこす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
謙信公
9
国内の主だった遺跡、遺物、遺構を人類の誕生から文明開化の新橋停車場跡まで概観。古代史が大半を占めるが、写真や図版を用いて日本の考古学をわかりやすく解説されている。1999年発行なので、「舶載鏡」や「仿製鏡」など現在では使われていない用語や、約60万年前の「上高森遺跡」に始まる人類史(後に捏造事件として発覚)など注意する必要があるが、歴史も感じさせる。埼玉古墳群の丸墓山古墳を日本一の円墳としているが、最近の発掘調査で、奈良富雄丸山古墳が一番大きい円墳となった。考古学の進展は日々、新たな歴史が解明されている。2021/09/30