内容説明
ゴキゲン中飛車や升田式石田流など、戦法の特色と戦い方のコツを解説する。
目次
第1部 中飛車(急戦はなぜダメか;居飛車穴熊の猛威;ゴキゲン中飛車、居飛車穴熊を撃退 ほか)
第2部 三間飛車(急戦は難解;切り札は居飛車穴熊;升田式石田流の復活)
第3部 向かい飛車(向かい飛車の怖さ;向かい飛車の実戦)
著者等紹介
渡辺明[ワタナベアキラ]
1984年4月生まれ。東京都出身。94年、小学生名人戦優勝。同年、所司和晴七段門下で奨励会入会。00年4月、四段。04年、第17期竜王戦でタイトル奪取して、現在4期連続獲得。05年、史上最年少の九段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キタガワ
7
対振り飛車の基礎的内容。居飛車を持って、振り飛車に対する方針がわかりやすく解説されていてよく理解出来た。2018/04/22
うた
5
中飛車を中心に2008年当時の基本的な駒組みとその背景を知ることができる。渡辺先生の語り口もあいまって面白く読めるので、初級者にもおすすめ。2019/04/23
mita
2
勉強になった2015/08/05
あなあき
2
自分は、渡辺竜王のファンだというわけではなく、対局を見ていて特に棋風が合うというわけでもないのだが、ふと手にした本書をきっかけに、気がつけば竜王の著書や監修本が、はや5冊……。NHK講座を元にした本書は、章ごとに簡潔にまとめられた内容が理解しやすく、分量的にも手頃なので、非常に取り組みやすい。自分の場合は「ザッとひと通り読んでから熟読&盤に並べる」というルーティンを1日1章ペースでこなして、約2週間で1周終わる感じ。他の方も言ってるように、ゴキゲン中飛車対策の「超速」については別の人の別の本を当たってね。2013/06/01
ロタ
1
読了。向かい飛車・三間飛車・中飛車を題材にしているので広く浅く。対中飛車ではゴキ中全盛期でまだ一直線穴熊が発見される前なので△4四歩型のみ穴熊に組んでいる。三間飛車はトマホーク発見前夜なので▲5七歩型の良さを推している印象はあった。向かい飛車編では実戦譜の自戦解説がありこれが一番白眉だった。向かい飛車では△3二金型の急戦があり穴熊が難しい場合もあるので美濃に組んでから右辺を膠着させて銀冠穴熊を狙う指し方は現代でも通用するだろう。2019/06/17