内容説明
東と西のはざまにモダニズムの流れをたどり、暗黒舞踏の起源を探る。
目次
オリエントの踊り子
異形なる男たち
スピードと狂騒
リズムとモダニズム
抽象の誕生
アメリカン・ポップ・カルチャー
ダダのダンス
表現主義舞踊の台頭
日本舞踊の革新
西洋舞踊と和製モダン
レビューの展開
リズムか表現か
戦後の異端児・土方巽
舞踊のモダニズムとその諸相
著者等紹介
国吉和子[クニヨシカズコ]
舞踊研究・評論。早稲田大学大学院文学研究科演劇専攻修士課程修了。モナッシュ大学(メルボルン)、スターリング大学(スコットランド)特別研究員を経て、現在早稲田大学、多摩美術大学、近畿大学非常勤講師
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感想・レビュー
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misui
2
バレエ・リュスなど二十世紀初頭の舞踊からポスト・モダンダンスが登場するまでの歴史を、国内外のモダニズムの流れをたどることで描き出す。この分野の本は初めて読んだので固有名の多さに戸惑いながらも、近代舞踊の主要なトピックは大まかに知ることができた。時代ごとの身体観がダイナミックに表れる舞踊は、順を追って見ていけばたしかに人間観そのものの変容の歴史といえる。豊富に使われた図版の美しさが目を引いた。2013/01/01
みかん
0
カンディンスキーとかやっぱりロシア美学がアツい2016/07/18