内容説明
俳句の基本は、四季を詠むことにあります。日本の風土に生を受けたものは、すべて四季の変化にかかわり合って季節に応じた姿をとって生きてゆきます。俳句では、こうした季節の変化のありさまを表す言葉を「季題」または「季語」と呼んで、一句の中心に置いて折々の姿や心情を詠んでいます。本書はその中から比較的身近に見られる植物を選んで、一年・春夏秋冬の変化のありさまと、折々に詠まれた俳句作品を鑑賞しながら、実作へのヒントやコツを示しました。
目次
1章 草花の春夏秋冬(蘆の春夏秋冬;菊の春夏秋冬 ほか)
2章 樹木の春夏秋冬(銀杏の春夏秋冬;梅の春夏秋冬 ほか)
3章 果樹の春夏秋冬(柿の春夏秋冬;栗の春夏秋冬 ほか)
4章 農作物の春夏秋冬(稲の春夏秋冬;いもの春夏秋冬 ほか)
著者等紹介
斎藤夏風[サイトウカフウ]
1931年、東京生まれ。1954年、山口青邨に師事、「夏草」入会。1962年、夏草新人賞受賞。1965年「夏草」同人、編集を担当。1986年、「屋根」創刊・主宰。2001年4月より2003年3月まで「NHK俳壇」講師。俳人協会理事。日本文芸家協会会員。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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