出版社内容情報
世界のトップアスリートを育てた「最強コーチ」の特別レッスンで、子どもたちが技術的・精神的に大きく成長。その様子を追いかけた「NHK奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち」の書籍化。
内容説明
背中を押してあげれば、飛躍できる子どもたちがいる。子どもとの接し方に悩むすべての大人にとってのヒントがここにある。
目次
1 挑戦する勇気を芽生えさせるレッスン―サッカー編(考えながら体を動かす―2秒先の未来を、速く考えよう!;挑戦する心を養う―怖がらない心をどう育てるか ほか)
2 決断する力を育むレッスン―テニス編(“楽しさ”が明日のやる気につながる―終わり楽しければすべてよし;一瞬我慢して考え、自ら決断せよ―自分のやるべきことを明確に意識させる ほか)
3 自己表現を楽しむためのレッスン―チアダンス編(なるべく簡単なことから始める―達成感の連続で、人は成長できる;小さなゴールを積み重ねる―頑張ればできることを求める ほか)
4 仲間を思いやる気持ちをつなぐレッスン―バレーボール編(基礎こそ“集中”が必要―最も単純な技術の習得だからこそ;常に実践を意識、練習のための練習はしない―試合と同じ場面をつくる ほか)
5 全力を出し切るためのレッスン―バドミントン編(大人からアクションを起こす―待っているだけでは子どもの心はつかめない;肉体と精神を追い込み集中力を高める―適度な体への負荷は集中力を高める ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
33
いかん。TVをみてちょっと涙ぐみそうになって、本を読んでもやっぱり鼻の奥にツンときた。優れたコーチが子供たちの呪縛を解いていく様は、確かに誰かが待ち望んでいた奇跡のようだ。教え、教えられる関係の難しさ、自分の能力を発揮する難しさはそのまま社会生活に直結する。スポーツは体で体験でき、目に見えて変わることができるので偉大だ。コーチの教えが恩寵のように感じるのは、自分を認めてもらえること、そして正しい道、ちょうどいいステップが示されることへの安堵感からか。押しつけがましいTVの中にも素晴らしいものが垣間見えた。2019/10/22
たまきら
24
好きな番組です。もう見た番組が特集されていたんですが、文字情報の良い所は映像だと視覚情報のせいで気づけなかった部分を、きちんとディレクターが再構成してくれるところです。指導者ってどういう存在だろう?って良く思います。自分がいつも思うことの一つが、一緒にいる時間を奇跡の時間にすることだと思うんです。楽しくて、厳しくて、気づいたら自分の限界のハードルがまた一歩上がっているような。番組がこれからも楽しみです。2020/07/07
runrunrun
7
知人にすすめられて、「奇跡のレッスン」を動画でみた。私自身も一人の指導者として学び、教えられたので書籍を購入。動画でみたことを本で復習できた。私もついていきたい、教えてもらいたいと思ってもらえる指導者になりたいと思う。まずは私自身が変わらなくては。2018/09/30
オカヤン
5
サッカーだけ読了。テレビでも見たけど、とってもいい。「日本によく見られる冷めた少年に刺さったのは、暖かさと信頼の眼差しでした」みんなの前で、褒める。いいなー!楽しいだろうなぁ2022/02/12
kitakita
3
(TV本編は見たことありません。)読んでいて感じたのは子ども達に元気がないこと。飛躍しすぎかもしれないが、親など周囲の大人たちの姿を見て、子どもたちも自分の将来を見通すことができにくいことも一つ要因になっているのではなかろうか。子どもたちは今の日本の現状そのものと言っていいかもしれない。そんな子ども達を外国人の優れたコーチを秘めた可能性を引き出し、自信を付けさせる。次は大人たちの番ではないだろうか。2019/12/01