内容説明
宇宙船“ヘリオス”が夢とロマンにあふれる200億光年の壮大な旅路へと誘う。
目次
1 夢と科学のあいだ
2 生命の惑星を求めて
3 主星に運命づけられる生物進化
4 火星に生命はいるのか
5 生命の限りない可能性
6 はるかなるETとの交信
サイエンス・ナウ(星空の下、宇宙の生命を想う;はるかなる星々からのメッセージ;中世をくぐりぬける)
宇宙に挑む 宇宙の“けものみち”を歩いていたら銀河形成のメインストリートが見えてきた
エッセイ 宇宙に触れる至福感
人間と宇宙 中国文明の宇宙観
コスモロジー 宇宙医学の話
森田美由紀の宇宙への誘い―世界の科学者の熱い思いを伝えたい
星の旅 南斗六星と天の川の中の「いて座」
大星夜 最先端科学をドラマで描く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
322
シリーズの第4冊目のテーマは「宇宙人との交信」である。そもそも宇宙人は存在するのか。名高いドレークの方程式があるが、これとても「文明の平均寿命」など予測不可能な要素が多く、入れる数字によっていかような値にもなってしまう。この修正版がハート博士によるもの。彼はこの銀河に高度文明はたった1つ、つまり地球だけだと言うのだが。銀河に存在する恒星は2000億個から4000億個。もう気が遠くなるほどである。しかも、そうした銀河が全宇宙には2兆もあるというではないか。私は地球以外にも高度文明が存在すると思うのだが。2022/10/26
背古巣
7
宇宙にはたくさんの知的生命が存在するという科学者、全宇宙で地球だけに知的生命が存在するとする科学者それぞれの考え方が紹介されています。私は、知的生命はいるけど、現在の地球の科学力ではその存在を確認することはできないと思っています。光の速度の壁があるから将来も無理じゃないかな・・・。宇宙についての夢を語る本のはずですが、今回はすごく現実的なことに思いを馳せてしまいました。2015/06/21