内容説明
はじまりで終わり。ここが終わりで、ここが始まり。無意識の眼をひらいたときが、いつも始まり。KYOTARO+しんやまさこ戦慄のコラボレーション作品集!
著者等紹介
KYOTARO[KYOTARO]
アーティスト。動物や神々を、主に鉛筆によるドローイングで描く。1978年京都生まれ。1998年京都嵯峨美術短期大学卒業。ドローイング、ペインティング、マンガなど、幅広い分野で活動するドローイングアーティスト。数多くの個展を開催、海外でのグループ展にも参加。2012年には4冊の作品集を刊行
しんやまさこ[シンヤマサコ]
achachumu(あちゃちゅむ)muchacha(ムチャチャ)デザイナー。大阪モード学園卒業後、子供服会社に入社。1995年より子供服ブランド「ムチャチャ」を始め、2008年より「あちゃちゅむ」を大人、「ムチャチャ」を子供で展開する。2006年、世界のディズニーライセンス商品から優秀なものを選ぶディズニー主催のコンペにてDisney Lisensing of the Yearを子供服部門で受賞。2011年、同コンペのAdult Fashion Product of the Yearを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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安南
31
しんや氏のデザインする洋服が大好きで、子にも随分着せました。こちらKYOTARO氏とのコラボ絵本。しんや氏のセンスはシュヴァンクマイエル風だとは思っていましたが、コラージュはHannah Höchを思わせる作品でした。KYOTARO氏のドローイングは素晴らしく、少女や動物、ぬいぐるみ達の靄がかった慈愛と叡智を感じさせる瞳に吸い込まれそうでした。世界と自分の境界がまだ曖昧だった頃、もしかすると産まれるより遙か昔の記憶が蘇るような…なんとも懐かしく、温かな気持ちにさせられました。2014/04/11
芍薬
12
ドローイングとコラージュと文の一冊。しんやまさこさんのコラージュが非常に楽しい。カラフルな不愉快さギリギリです。しかし添えられた文章が変に前向きでなんだか混乱してしまいました。2014/03/25
いっちゃん
6
何だろう。画集?ストーリーっていうかんじより、詩と絵かな。鉛筆のデッサンは凄かった。美術館とかで観たいかも。2018/01/02
たっきー
3
美とグロテスクは紙一重。綺麗だけど、嫌悪感を抱くギリギリ一歩手前の美しいイラスト。現実の見たくないところを突きつけられているようだと思った。でも、本当は現実の方がもっと見たくないことだらけだけど。2016/02/15