星々の蝶

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140055458
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

地球は滅亡の危機に瀕している。「最後の望み…それは逃げることだ」夢見がちな発明家、イヴ・クラメールが父の遺稿よりひらめいたもの。それは、“人類の希望の種”となる人々を乗せ、星の光を受けて走る、宇宙帆船だった。幾光年もの時をかけ、いま蝶が飛び立つ。フランスSF界の奇才が放つ、感動の物語。

著者等紹介

ヴェルベール,ベルナール[ヴェルベール,ベルナール][Werber,Bernard]
1961年生まれ。トゥールーズ大学法学部卒業。国立ジャーナリズム学校でジャーナリズムを学んだ後、Le Nouvel Observateur誌の専属科学ジャーナリストを務める。その後、作家に転向し、数々のベストセラーを生み出す。最新の科学知識や哲学的考察にもとづいた独自の世界観は、母国フランスはもちろん、各国のファンから支持されている。近年は、演劇や映画製作も手がけている

山本知子[ヤマモトトモコ]
フランス語翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学新聞研究所研究課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫伊

5
題名と表紙はとてもすてきだと思うのだが、内容は少し物足りなかった。2016/09/25

Hoei Hayashi

2
★★フランスの作家ベルナール・ヴェルヴべールは現代のジュール・ヴェルヌとでも言おうか。結末には賛否両論あるようだが、物語の前半で宇宙船が飛ぶまでの読ませ方はすばらしい。2014/08/25

Empirestar

2
前半部のまどろっこしい展開(エリザベートとイヴの確執部)には辟易したが、宇宙船内部での社会ルールの形成と秩序形成について興味深い考察がヴェルベールによってなされている。牧歌的な社会の中で徐々に形成される所有権の問題、それと余暇と労働のトレードオフの関係、リラックスのための酒、女性をめぐる争いなど、イヴたちが否定しようとした「支配者の徳」が問題提起として登場してくる。ラストは円環的ですばらしい。2010/08/19

spica

1
ノアの方舟的なSF。第1部の宇宙船を作っていく過程が好き。後半はステープルドンみたいになっていって、ちょっと発散した感じ。未来の地球の話なのか、今の地球の話なのか、読み取り方が何通りも考えられて面白い。2015/01/11

ALBA

1
ヴェルベールの描く聖書の世界。ライトノベル級かな。地上で巨大光子帆船を建造するのは無理があると思いますがおとぎ話とすればほのぼのしてて良いかも。しかしこの作家、宗教的な話ばかりの印象。特に本書、「タナトノート」「われらの父の父」は聖書に傾注してるみたいだな~ 全部文庫化してないやつだ。2013/02/28

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