内容説明
「すみません」「お詫び申し上げます」「遺憾です」は、どんな場合にどう使い分けたらよいのか。対人折衝では、正確な文法や敬語に気を配るだけではなく、日常何気なく使っている表現の根本的意味合いも考えなければならない。お詫びやお礼、頼みごとをする際などの各場面に即応した表現上の戦略の立て方を説く。日常会話のみならず、ビジネス文書やメール文にすぐに応用できる日本語表現法。
目次
序章 コミュニケーションの戦略とは何か
第1章 敬語の奥にある考え方―領域保全の原則
第2章 「気配りのある文章」をどう書くか―言葉のあやで失敗しないために
第3章 言葉で人を動かす方法―依頼表現のストラテジー
第4章 言葉の護身術―断り表現のストラテジー
第5章 言葉にまごころを込める―お礼表現のストラテジー
第6章 謝罪の気持ちをいかに表すか―お詫び表現のストラテジー
著者等紹介
森山卓郎[モリヤマタクロウ]
1960年、京都市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。学術博士。大阪大学文学部助手、講師を経て、1990年より京都教育大学教育学部国文学科助教授。専攻は日本語文法
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感想・レビュー
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愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
4
【ココロの琴線に触れたコトバ】私たちのコミュニケーションでは、狭い意味の敬語だけではなく、「敬意のある表現」を適切に使うことが必要なのです。2014/12/30
ねっしー
0
ビジネス向けの内容で、堅めです。同じお礼の言葉「ありがとう」「感謝します」でも、"深く"を付けるのは「感謝します」だけ。事実を伝えるのが先か、気持ちが先か、状況を見て判断しよう。お詫びの言葉もしかり、日本語って難しい。2014/03/18
こーりょ
0
お勘定は500円になります。って言い方、本当に合ってるの?2013/06/03
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