• ポイントキャンペーン

NHKブックス
南からの日本文化〈下〉南島農耕の探求

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019818
  • NDC分類 612.2
  • Cコード C1339

内容説明

「南島農耕文化」という文化クラスターが南西諸島に古くから存在し、南島の生活文化の伝統を長く支えてきた。「農耕」は古い時代に、南から北へ伝播したものである。本書は、南島農耕論を構築する上で基礎となったバタン島、台湾山地先住民、そして沖縄諸島のフィールドワークの記録である。日本文化の基層にある「北からの文化」と同様に「南からの文化」の伝統を提示し、単一・同質と捉えられてきた日本文化の豊かな多様性・多文化性を指摘する。

目次

第6章 バタン島のヤムイモ栽培―伝統的農耕の技術と儀礼
第7章 バタン島の伝統的生活文化―二つの漂流記による復元
第8章 台湾・ルカイ族の焼畑農耕―“根栽・雑殻型”焼畑の実態
第9章 新粟のチマキと豊猟の占い―ルカイ族・パイワン族のアワ祭り抄
第10章 沖縄本島における伝統的畑作農耕―その特色と原型の探求
第11章 南島における畑作農耕技術の伝統

著者等紹介

佐々木高明[ササキコウメイ]
1929年、大阪府に生まれる。1959年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。立命館大学助教授、奈良女子大学教授、国立民族学博物館教授、国立民族学博物館長を経て1997年より国立民族学博物館名誉教授。アイヌ文化振興・研究推進機構理事長(2003年3月まで)。専攻は民族学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メーテル/草津仁秋斗

1
台湾の少数民族や南西諸島の畑作を中心に調査し、日本列島に伝わる前の文化の残存について調べたもの。粟の重要度とヤマノイモ、サトイモの重要度がよくわかる。2015/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1843431
  • ご注意事項