出版社内容情報
19世紀フランスで生まれた学問「比較文学」は、130年を経て文化・芸術をも対象として発展してきた。その基本概念から最新の研究ジャンルまで幅広いテーマを解説した、比較研究の過去・現在・未来を「読む事典」であり、さまざまな書物への導きとなる一冊。
内容説明
分断の時代に改めて問う「比較」研究の叡智。比較文学比較文化とは、「国境や言語、ジャンルなど既存のボーダーラインを問う、文学・芸術・文化の研究」である。本ハンドブックは、研究と読書の海に乗り出すための航海の指針であり、最良の随伴者。数十名に及ぶ研究者が、平易で深く、読んで面白い「読む事典」にもなることを心がけて執筆した。
目次
第1部 比較研究の理論、重要概念(歴史・概念;方法;翻訳;ジャンル別比較文学;比較芸術;比較文化;東アジアにおける比較文学比較文化)
第2部 比較研究の読書案内―比較文学・比較芸術・比較文化を深く知るために(比較文学への道;初めて学ぶ人の本棚;文庫・新書の本棚;もっと読みたい人の本棚;より深く研究したい人の本棚)
第3部 専門研究への道しるべ(比較研究者になるために;比較文学関連学会;国際比較文学会 ほか)
著者等紹介
今橋映子[イマハシエイコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授
井上健[イノウエケン]
東京大学名誉教授、日本大学国際関係学部研究員
佐藤光[サトウヒカリ]
東京大学大学院総合文化研究科教授
波潟剛[ナミガタツヨシ]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授
佐々木悠介[ササキユウスケ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授
松枝佳奈[マツエダカナ]
九州大学大学院比較社会文化研究院講師
李範根[リハンコン]
学習院女子大学他・非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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