Natural history
生物学名概論

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  • サイズ A5判/ページ数 249p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130601818
  • NDC分類 460.34
  • Cコード C3045

出版社内容情報

身近な生物の学名や偉大な生物学者リンネがつけた学名をとおしてラテン語やギリシア語の基礎を学び、動物・植物・細菌それぞれの命名規約により、学名についてのルールを知る。学名研究の第一人者が書き下ろした、生物学に携わる人たち必読の参考書。

内容説明

本書は、自然科学系の大学学部の学生をはじめ、大学院生あるいはすでに社会で活躍している若手研究者を対象として、学名のABCからXYZに近い部分までを解説したものである。内容は、一般の生物学者だけでなく、分類学を志す若い学徒にも配慮してある。

目次

第1章 学名とは(これだけは知っておきたい学名の知識;学名の読み方 ほか)
第2章 学名に親しもう(これだけは知っておきたい動物の学名;これだけは知っておきたい植物の学名)
第3章 リンネがつけた学名の研究(リンネの功績;リンネがつけた植物の属名―日本の草本から ほか)
第4章 命名規約―総論(命名規約の歴史;命名規約の原理 ほか)
第5章 命名規約―各論(分類体系と学名;科群名 ほか)

著者等紹介

平嶋義宏[ヒラシマヨシヒロ]
1925年生まれる。1949年九州大学農学部卒業。1972年九州大学農学部教授。1993年宮崎公立大学初代学長。現在、九州大学名誉教授、農学博士。専門分野は、昆虫分類学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽんくまそ

4
幼い時に恐竜に興味を持っても、カタカナ名の意味がわからないので、なかなか名前を覚えられない体験をした人が多かろう。大人になっても、綺麗な花を咲かせる植物の名札が意味不明の長々としたカタカナで書かれていると疎外感すら感じる。ぼくの場合は生物系統樹からロマンを得ているが、新しい分類名に意味不明語が続出で覚えるのに難儀した。いずれはラテン語やギリシア語で書かれた学名の世界に踏み入らなくてはいけない。CD教本で羅語を学習中だが、なかなか進まない。そこでこの本だ。おかげで少しはわかってきた。今に見ていろ。2021/09/11

mft

2
図書館本。2002年刊。学名の規則は動物・植物・細菌に分かれているが、リンネ以来の二名法ということは共通している。ラテン語が使われているが語源的にはギリシア語も数多いので理解しようと思ったら両方勉強しないといけない。欧米でも古典語を知らない世代になってきて規則が緩められる方向(なのは嘆かわしいという著者の不満)。単語に性があり、見た目だけでは決まらないのが元での混乱に対する指摘が多い。いっそエスペラントだったら楽だったろうに。なおこの本の出版後数回それぞれの命名規約自体が改訂されているはずである2024/05/14

sio_halfmoon

0
斜め読み2010/04/07

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