内容説明
スクラップ・アンド・ビルドを繰り返すメガシティ東京の記憶を訪ねた、歩いて行ける街角遺産ガイド決定版!!戦争遺跡・廃線跡・赤線跡・昭和モダン建築・暗渠・木造長屋…etc.東京を楽しむ時空散歩。
目次
第1章 近代の痕跡(軍都の記憶;鉄道遺産をゆく;水道探訪)
第2章 路地と迷宮(路地裏酒場;色街残影;木造住宅素描)
第3章 都市の変容(鉄筋集合住宅点景;消滅する街 新宿ノーザンウエスト;時代のミルフィーユ 青梅)
著者等紹介
黒沢永紀[クロサワヒサキ]
メディア・クリエイター/軍艦島伝道師。軍艦島を筆頭に各地の産業廃墟を、映像・書籍・ウェブ・写真展などあらゆるメディアを通して作品化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かっぱ
37
2020年には無くなる可能性が高い街の風景を集めて1冊の本に。軍事施設、鉄道遺産、暗渠となった川や水道事業に関するもの、ガード下の路地と飲み屋、色町跡、木造長屋、同潤会をはじめとする集合住宅など、既に無くなったものも含めて主に昭和を感じさせる建造物の数々。東京にこんな場所がまだあったのかと思わせられる一方で、人が集まらない場所は自然消滅して行くのが当然の成り行きでもある。古いものでも人が集まる仕組みを作れば、残していけるのだと実感。2016/07/09
zero1
35
消えゆく東京の風景を紹介。多くの人が知らないお台場や赤線地帯、野方の旧排水塔など今はどうなっているかを見せている。新橋駅の地下鉄、幻のホームは今も残っていたのか。長屋と同潤会アパート。表紙を見て図書館で借りて読んだが、ノスタルジーもそれほど感じなかった。本の作り手が想いを伝えようとする姿勢が見えなかった。企画からこんな本だったのか?もったいない一冊。2019/03/24
Tadashi_N
27
変化してゆく東京の姿。コロナが落ち着いたら、行ってみたい。2020/07/05
Matoka
15
メモ:①関東大震災からの復興を目的として作られた同潤会。上野下アパートメントが解体され都内と横浜に16ヶ所あった同潤会アパートは全てなくなった。 ②浅草地下商店街は国内で現存最古の商店街。 ③築地に残る昭和以降に建てられた木造建築群は2015年にアメリカのワールドモニュメント財団の「危機遺産」のリストに入れられた。2021/04/29
pandakopanda
13
図書館本。知っているところもあれば、知らなかったところも。築年数とか考えると無くなってしまうのもしょうがないのだけれど、ちょっと寂しいですね。2016/07/13
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