授業の現象学―子どもたちから豊かに学ぶ

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授業の現象学―子どもたちから豊かに学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 245,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130530545
  • NDC分類 375
  • Cコード C1037

出版社内容情報

「人が真に学ぶとはどういうことなのか,また真に学ぶにはどうしたらよいか」という根本問題を,授業観察から現象学的に明らかにする.日常的に見逃されがちな重大な問題がエピソードを交えて語られ,教える側に視点の転換を迫ると同時に,授業研究の在り方を問う.

内容説明

6年間にわたる授業観察により、教師と子ども、子どもと子どものやりとりの中に深く入り、教室での子どのもの「学び」をていねいに追求する。豊富な事例にもとづく授業研究の決定版。

目次

序章 真に学こと
第1章 直接的対話と間接的対話
第2章 一対多の対話
第3章 他者の言葉を聞くこと
第4章 雰囲気と情感的生
第5章 授業と雰囲気
第6章 子ども共同体と世界
第7章 真理と世界
終章 授業存在と授業研究

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kenji Umebara

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読み聞かせのボラティアをやっていたが、十年前にこの本に出合って、何度も何度も読んだ。「もの」ではなくて、「こと」について考えるのが現象学。<物語>を読んだり聴いたりするのはどういう「こと」か。語る人、聴く人にどんな「こと」が起こっているのか。一対一の対話と、一対多の対話は、そこに生起する現象が異なる。「みんなで聴く」場に、どんな「こと」が起こるのか、あるいは私は起こそうとしているのか。いろんなことに参考になった。私の愛読書2017/10/28

Seita

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中田によれば、「真に学ぶこと」を初めて成立させるのは「リアリティー」である。それは、創始者に現れたはずの確かな事実であり、産みの苦しみと、新たな世界を生きる驚きと喜びが伴う(p.2)。「リアリティー」は、ハイデガー的な意味での「真理」に伴う。「真理」とは、それまでは隠されていた存在者が、我々に、あるがままに現れてくることを指す(第7章)。つまり、この「真理」の過程に、「リアリティー」が伴い、それは喜びと苦しみを産出しつつ、「真に学ぶこと」を成立させるのである。2017/09/13

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