出版社内容情報
戦後市民の学習拠点として構想された公民館は,いま地域の危機のなかで自らのまちの問題を見つめ,行動し経営しようとする住民たちの「生きることとしての学び」の場として,新しい姿をみせつつある.全国公民館連合の指針と重なる前著『公民館はどう語られてきたのか――小さな社会をたくさんつくる・1』をより具体化した未来像.
目次
序章 “ちいさな社会”をたくさんつくる―公民館を再考するために
第1章 住民がアクターとなる“学び”の場―自治の触媒としての公民館二論
第2章 当事者による地域経営の“場”―古い公民館の新しい可能性
第3章 静かなダイナミズムが「まち」を支える―住民自治の開かれた自立性
第4章 公民館「的なもの」の可能性―自治と分権を発明し続けるために
第5章 公民館を地域づくりの舞台に―対談 小田切徳美×牧野篤
結び “学び”の生成論的転回へ―公民館=自由への活動の相互承認プロセスの“場”
著者等紹介
牧野篤[マキノアツシ]
1960年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。中国中央教育科学研究所客員研究員。名古屋大学大学院教育発達科学研究科助教授・教授を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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