未来をはじめる―「人と一緒にいること」の政治学

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未来をはじめる―「人と一緒にいること」の政治学

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130331081
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C1031

出版社内容情報

友だち同士から国際政治まで,互いに異なる人たちがどうしたら一緒に暮らしていけるのか.各地で頻発するテロ事件,英国のEU離脱やトランプ大統領の誕生,そして日本社会や東アジアの行方.変わりゆく世界のなかで,政治の根本を考え抜く5つの講義.

「人と一緒にいる」のは素晴らしいことであると同時に,時としてつらいことでもあります.自分とまったく同じ人間は,世界のどこにもいません.当然,人と人には,いつも「違い」があります.「違い」があるからこそ,人と一緒にいることはおもしろいし,楽しいけれど,時には対立が起き,すれ違いが生じます.講義では,このような基本的感覚からスタートして,「政治」というものを考えてみようとしました.(「はじめに」より)

はじめに

第1講 変わりゆく世界と〈私〉
1 世界はお先真っ暗?
2 未来予測は,けっこう外れる
ジャパン・アズ・ナンバー・ワン幻想/あたることもあるけれど/フランシス・フクヤマの誤算/ネグリとハートの誤算
3 変わりゆく世界のイメージ
現代世界をどう見るか/先進国と新興国は近づいている/東南アジアが少子高齢化/世界は否応なくつながっていく/世界を全体として捉える/日本は世界の先進事例?/海外に行きたい? 国内にいたい?
4 隠れていた人々の声があらわに
トクヴィルの予言/〈私〉時代のデモクラシー/ブレクジットの実態/グローバリズムが導いたもの
5 対立がなくならないなら,どうすれば
市場経済と民主主義/資本主義と社会主義/大切なことは必ずしも両立しない/どこまでが政治か

第2講 働くこと,生きること
1 どこまで,何を政治にのぞむのか
人工知能の時代に働くということ/政府や政治は何をどこまですべきか?/長時間労働は当たり前なのか?
2 女性が活躍する社会ってどういうこと?
「女は家で家事をする」が日本の伝統?/会社の一員として働くか,仕事ごとに働くか/働き方は制度・政治の問題
3 民主主義と市場経済の間には
悲鳴をあげる民主主義/経済発展にともなう不平等を何とかしたい――マルクスの問題提起/最も恵まれない人の利益を最大化しよう!――ロールズの問題提起/運と選択/ロールズの主張,どう思う?
4 日本人は国に何を期待しているのか
日本人はわがまま?/払っても帰ってこない税金/中途半端な日本の仕組みをどうするか

第3講 人と一緒にいることの意味
1 教室内にある政治
友だち地獄?/教室内は特殊な空間
2 「弱いつながり」がブレイクスルーをもたらす?
政治は「強いつながり」の世界?
3 自由でありながら,人と一緒にいるには
悩んだ人,ルソー/過剰な人間不信が招いた大げんか/自由でありながら,人と一緒にいる方法とは
4 二〇〇年前から続く議論
「一般意思」なんて,本当にあるの?/「一般意思」はいじめの始まり?/理性の人,カント/社会の矛盾を必要とした,ヘーゲル/問題は,他人とどうつながるか/政治と感情/接続性の時代/しなやかさと引く知恵とコンパスを持って

第4講 選挙について考えてみよう
1 民主主義と多数決
多数決は正しいか?/数で決まらない大統領選挙/漁夫の利を生む選挙制度
2 出来がよくない集約ルール,選挙制度
ボルダ・ルールという決め方/中選挙区制vs小選挙区制/制度改革はまだまだ途上/多数代表制vs比例代表制
3 もっと選挙制度について考えよう
日本の民主主義はエピソード合戦?/フランスの二回投票制/選挙制度の可能性/分人民主主義?
4 想像力の壁を超えて
多数決に起源はあるか

第5講 民主主義を使いこなすには
1 未来への意志
復習1――変わりゆく世界と〈私〉/復習2――働くこと,生きること/復習3――人と一緒にいることの意味/復習4――選挙について考えてみよう
2 僕らの意志を社会に反映させるには
選挙しか手段はないか/海士町の挑戦?――発想を変えてみる/海士町の挑戦?――新旧住民による「熟議民主主義」
3 プラグマティズムの民主主義
心が変われば習慣が変わる/習慣の力と実験の力
4 現代の民主主義はどこにある?
実験し,真似が広がっていけば,社会は変わる/社会を変えるために始めてみたいこと
5 ハンナ・アーレントのメッセージ

放課後の座談――講義を振り返る

Beginning Future: The Politics of "Being Together"
Shigeki Uno


宇野 重規[ウノ シゲキ]
著・文・その他

内容説明

友だち同士から国際社会まで互いに異なる人たちが、共に暮らしていくには。変わりゆく世界の中で、政治の根本を考え抜く5つの講義。

目次

第1講 変わりゆく世界と“私”(世界はお先真っ暗?;未来予測は、けっこう外れる ほか)
第2講 働くこと、生きること(どこまで、何を政治にのぞむのか;女性が活躍する社会ってどういうこと? ほか)
第3講 人と一緒にいることの意味(教室内にある政治;「弱いつながり」がブレイクスルーをもたらす? ほか)
第4講 選挙について考えてみよう(民主主義と多数決;出来がよくない集約ルール、選挙制度 ほか)
第5講 民主主義を使いこなすには(未来への意志;僕らの意志を社会に反映させるには ほか)

著者等紹介

宇野重規[ウノシゲキ]
東京大学社会科学研究所教授。専門は政治思想史、政治哲学。1967年東京都生まれ。1991年東京大学法学部卒業。1996年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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s-kozy

67
良書。高校入学を控えている息子と大学入学が決まっている娘にも勧めたい本。東大の社会科学研究所の教授(専門は政治思想史、政治哲学)が豊島区にある豊島岡女子学園中高で行った全五回の講義を書籍化したもの。人間にとっての基本的条件を「人と一緒にいること」とし、それは素晴らしいことでもあり、辛いことでもあるとしている。違い、葛藤、すれ違いがあるからより自分らしくありつつ、人と共に生きるために「政治」があるとしている。世界は今、困難な状況にあるが、中高生に希望を持たせる方向に講義は進んでいく。「大事なのは(続く)2019/03/05

けんとまん1007

44
政治という言葉から、考え直すきっかけになる。わかりやすく、平易な言葉で綴られているのが素晴らしい。それでいて、奥行きが深い内容でもある。身近なところから、人といることから始まるのが政治でもあるということ。その中で、緩やかなつながりというフレーズが、とても印象深い。実際、それを痛感しているからでもある。一軍、二軍、三軍の話もわかりやすい。多数決が必ずしも、よくないことも理解している。いろんな生き方の哲学がここにある。2018/12/02

みねたか@

40
 本書は、学術会議任命拒否のお一人である東大の宇野先生が、豊島岡女子学園の高校生に「政治」とは何だろうと語った連続講義の記録。講義冒頭に「今の当たり前は意外と新しい。思い込みを捨てて長い射程で見てみよう」という投げかけがある。読み終わってこのメッセージが全体を明るく照らしていることを感じる。グローバル化の弊害と利点、ルソーやカントの考察、単純多数決の弊害など幅広く言及しながら、若い世代に、希望を持ってまず一歩を踏み出してごらんと、暖かいエールを贈る。現状に危機感を抱けばこそ、楽観論で語る清々しさ。2021/03/24

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

33
東大の先生が、中高生に向けて行った政治学の講義。世界、働くこと、人と一緒にいること、選挙、民主主義などの大きなテーマを身近な例をあげながら説明していて大人にも勉強になる。格差や自国第一主義、移民排斥などが起きる昨今の世界で、「人と一緒にいること」にフォーカスしているのがよいと思った。2019/05/12

kakoboo

25
中学校・高校で行われた講義の書籍化だからか、平易に書かれていますが、内容は都度考えさせられるものが多かったです。何よりこの本はきっかけでありそこからつながる書籍や事例の紹介が多いのがありがたいです。政治という言葉がもつイメージとは裏腹に哲学・社会学の範囲を広くカバーしているので、これから何か学びたいと思う人にとっての最初の1冊としていいかもしれません。それと自分がいま持っている考えを棚卸しするのにも使えると思います。2019/01/13

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