出版社内容情報
各領域において、またその強度において、臨床心理の専門職が依拠すべき「エビデンス」にも多様な姿がある。対象の多面性、活動の多領域性は、臨床心理学の研究法にいま多彩な展開を生んでいる。「なぜ研究が必要か」、その方法論とコア、そして各領域における実践との応答とのありかたを解説する。
内容説明
臨床実践と研究が「ともに歩む」こと、その発想のコアと各領域への展開。専門職として活動するための知識と技能を体系的に解説するシニアテキストシリーズ!
目次
第1部 研究の意義(なぜ研究が臨床に必要か、なぜ臨床が研究に必要か―プロセス研究の経験に基づいた研究コンピテンシー;研究の必要性 ほか)
第2部 代表的な研究法(混合研究法;心理療法プロセス研究 ほか)
第3部 各種の臨床的問題に対する研究の進め方(診断横断アプローチ;うつへの多面的アプローチ ほか)
第4部 各分野での研究の進め方(保健・医療領域における意思決定支援研究;福祉領域におけるデータ構築と人工知能を用いた虐待対応の研究 ほか)
著者等紹介
岩壁茂[イワカベシゲル]
立命館大学総合心理学部教授。お茶の水女子大学教授等を経て現職
杉浦義典[スギウラヨシノリ]
広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。信州大学人文学部准教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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