バベルの図書館

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バベルの図書館

  • 著者名:つばな
  • 価格 ¥701(本体¥638)
  • 太田出版(2014/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778322212

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内容説明

彼女の心は壊れてしまった。ぼくの言葉で。
◆言葉はパターンで、文字は記号の組み合わせでしかない。この世に書かれ得る文章は、実のところ限られている。紙に触っただけでそこに書かれる全ての文章を読む力を持つ少年・渡瀬くんと、天使の存在を信じる平凡な少女・相馬さん。渡瀬くんが相馬さんと一言一句まで同じ作文を書いたその日から、ひとつの物語が始まった――。
◆日常に倦む女の子と、不思議な力を持った男の子。作り出された“運命の出会い”を描く、ちょっとダークなボーイ・ミーツ・ガールストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白い駄洒落王

17
久々のコミック読了。不思議な超能力(なのか?)SF。幻想的でなかなかよろしい。2014/04/09

aoneko

13
タイトルから想像した物語とは少し違ったけれど、作者はこういう『すこし不思議』を、何もしてませんよ?って顔で物語に持ち込む。「非日常」を敢えて「日常」でゆる〜く、ちょっと怖く描いたダークなボーイ・ミーツ・ガール。 選ばれなかった物語に手を差し伸べてみたいと思うことは誰しも多かれ少なかれあるんじゃないかな。同じような着想から香魚子さんも描かれていたなぁと。2014/01/24

おーすが

12
言葉は時間の中にどう存在するか、というテーマのSF漫画。考えるとけっこう面白く、またイマイチわかんない部分もあるので、こういう本の読書会とか盛り上がりそうな気がした。2020/07/02

ブレーメン

12
不思議系能力を持った少年少女のボーイミーツガールストーリーかと思っていたら、段々と狂気が溢れてきてサイコサスペンスの様相を呈してきた。作者は、この作品をストーリーとして読ませるつもりはなく、伝えたいことがあったことを漫画にしただけだったように感じた。言葉が万能であること。「いつでもそこを覗けばその時の心や生活や人生がのっていて、それは絶対将来の宝物になる。」故に作者の、現在表現したかった事が『これ』であったという事が、後書きを読んで納得した。2014/02/18

星野流人

11
別々の席で2人の人間が書いた作文が、まったく同じ文章になっていた、という奇妙な縁から始まる物語。どんどんと壊れて行く少女の描写は印象的だったが、男の子側の方でちょっといろいろともたついたかなあって。渡瀬くんについての能力の説明があっさり過ぎて、うまく飲み込めなかった。印象的なコマの連続で読み手の気を惹き付けるのはうまいと思う。 うーん、ちょっとシリアスなSF色が強すぎて、個人的にはあまりハマらなかったかなあ……。 5/10点2014/02/01

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