政治の美学―権力と表象

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  • サイズ A5判/ページ数 556,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130101097
  • NDC分類 311
  • Cコード C3010

出版社内容情報

★第63回毎日出版文化賞受賞。政治的暴力が美化される情動の論理を探る、表象文化論のスリリングな実践。好評を博した『都市の詩学』につづく意欲作。

目次

1 一九七〇年代のナチ・テロル・ロック―時代論(「ファシズムの美学」再考―スーザン・ソンタグ「魅惑するファシズム」;キッチュな黙示録―ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク『ヒトラー、ドイツからの映画』 ほか)
2 権力の身体―政体論(権力の三つの身体―聖体から革命の身体へ;ギリシア幻想の身体―ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンと古代の模倣 ほか)
3 男たちの秘密―結社論(男性結社のエロス―三島由紀夫と結社論の諸問題;主権の秘密―オットー・ヘフラー『ゲルマン人の祭祀秘密結社』とその周辺 ほか)
4 建築と政体―表象論(建築空間の政治学―ミース、アールト、ル・コルビュジエ;近代というナルシス―ル・コルビュジエの遡行的問い ほか)

著者等紹介

田中純[タナカジュン]
1960年仙台市に生まれる。1991年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2001年東京大学より博士(学術)の学位取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。主要著書に『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、2001、第24回サントリー学芸賞受賞)。『都市の詩学―場所の記憶と徴候』(東京大学出版会、2007、第58回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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袖崎いたる

4
これは「男の世界」の本。女人禁制ってわけじゃないけど、取り上げられてるトピックの側は女性が立ち入ってくることに威嚇的でいる。さしあたってはナチスが問題だ。なぜなら政治の極北に位置し、かつ芸術的な演出・修辞によって現実世界を席巻した未曾有の出来事だったから。その権力の源を田中純は死者に見定めている。この死者(への義務)によってこそ、男が男になれるロジックが立ち現れる。それは殆どマジックと言ってもよくて、著者も「幻想の論理」と言いもする。田中純その人も男たちに魅せられて彼らと交わろうと願う。その恋文がこの本。

メルセ・ひすい

2
‘60仙台生 東大学術Dr.准教授   重い。  学術書  ★ナチズムをめぐる「美学」を考察の起点に、戦争やテロルといった政治的暴力が美化され、エロティックなものにさえなる情動の論理を、芸術・学問と政治が交差する領域において探る。2009/05/01

弥太郎岩崎。

1
おぼろげにデヴィッドボウイの論考があった所だけ覚えている。 あと結社論の所に中沢氏の事が。2014/10/12

よこづな

0
「ホモ・サケル」も政治の審美化である、と註で。そうかなあ。2009/10/10

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