出版社内容情報
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き――。
旅に生き、数々の忘れがたい名句を生み出した俳聖は、その地で何を見、どう考えたのか。
自らの足で訪ね当地で句を詠み味わう。
約二十年にわたる著者のライフワークにして読売文学賞受賞作。
上巻は伊賀上野の出発点から『野ざらし紀行』『笈の小文』『更科紀行』『おくのほそ道』松島まで。
〈解説〉高橋睦郎
【目次】
内容説明
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き。旅に生き、数々の忘れがたい名句を生み出した芭蕉は、その地で何を見、何を思ったのか。自らの足で訪ね当地で句を詠み味わう。約二十年にわたる著者のライフワークにして読売文学賞受賞作。上巻は故郷・伊賀上野から『野ざらし紀行』『笈の小文』『更科紀行』『おくのほそ道』の松島まで。
目次
第一章 伊賀上野から江戸へ(貞門から談林へ;漢詩文調と蕉風「われ」を詠う詩 ほか)
第二章 野ざらし紀行(取り合わせ俳句の発明 瞬間の発見;霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き ほか)
第三章 笈の小文(師と弟子、同行二人の旅路;星崎の闇を見よとや啼千鳥 ほか)
第四章 更科紀行(次の旅への予行演習;木曽のとち浮世の人のみやげ哉 ほか)
第五章 おくのほそ道(陸奥と伊勢を引き比べる;鮎の子のしら魚送る別哉 ほか)
著者等紹介
小澤實[オザワミノル]
1956年長野市生まれ。俳人。77年、信州大学在学中に藤田湘子主宰の「鷹」に入会。79年、成城大学大学院文学研究科で尾形仂に師事。84年、博士課程単位取得退学。85年、「鷹」編集長に就任。98年、第二句集『立像』で俳人協会新人賞受賞。99年「鷹」を退会、翌年「澤」を創刊・主宰。2006年句集『瞬間』で読売文学賞(詩歌俳句)、08年『俳句のはじまる場所』で俳人協会評論賞、22年『芭蕉の風景』で読売文学賞(随筆・紀行)、24年句集『澤』で蛇笏賞、俳句四季大賞を受賞。俳人協会副会長。読売新聞・東京新聞俳壇選者、角川俳句賞・星野立子賞選考委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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