中公文庫<br> 夜の道標

個数:
電子版価格
¥1,012
  • 電子版あり

中公文庫
夜の道標

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年11月18日 02時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122076402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

1996年、横浜市内で塾経営者が殺害された。事件発生から2年、被疑者である元教え子の足取りは今もつかめていない――。
殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受けている少年。
それぞれの守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を迎える。
日本推理作家協会賞受賞作。(解説)山田詠美

内容説明

一九九六年、横浜市内で塾経営者が殺害された。事件発生から二年、被疑者である元教え子の足取りは今もつかめていない…。殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受けている少年。それぞれの守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を迎える。日本推理作家協会賞受賞作。

著者等紹介

芦沢央[アシザワヨウ]
1984年、東京都生まれ。2012年『罪の余白』で第三回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。同作が15年に映画化。18年『火のないところに煙は』が静岡書店大賞、22年『神の悪手』で将棋ペンクラブ大賞優秀賞(文芸部門)、23年『夜の道標』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

77
塾の経営者が殺害された。容疑者は教え子。二年経つが犯人はまだ見つからない。捜査も縮小され情報も途絶える。一人の女・少年達の話も同時進行。これがどう絡んでくるのか…しかも殺人の動機が想像以上の衝撃だった。時代背景と国の愚かな政策。とにかく心身共に深い傷を負った者が多かったし、少年達の重荷も相当キツかった。悲劇続きで苦しくなるが、考えされる良書だった。2025/11/10

まこみん

56
1996年評判の良い塾の先生が殺害され、容疑者は特定されたが2年後も捕まっていない。小学6年のバスケの上手な少年波留は、父親から当たり屋をさせられ、日々の食事もろくに貰えない。この二人の出会いが新たな展開を招く。まだ発達障害の言葉が一般的ではなかったこの頃、精神薄弱という認識は確かにあった。阿久津自身の目線思惑記述はなく、殺人に至った理由も母親の言葉で推測される。もし元妻があれ程迄子どもを欲しがらなければ、もし母親がもう少し上手く息子に話せていれば。波留が酷い毒父から抜け出せたのは良かった。2025/08/09

ま~くん

46
塾の経営者が殺害される事件が発生。容疑者と思われるれる人物の行方は掴めずに時は過ぎていった。ある事情から殺人犯を匿っている女、父親に支配されている少年、上司に疎まれながらも部下と共に犯人を追う刑事等、それぞれの立場から事件に関わりあう内に交錯する真実と闇。「真犯人はお前だ!」という内容ではないがストーリーに引き込まれた。最大の焦点は殺人の動機。現代では考えられない酷い真実に唖然とした。「それが普通だった。みんなやっていた」という言葉はとてつもなく重たい。決して繰り返してはいけない歴史の真実に驚愕した。2025/07/23

カブ

45
読み応えのある小説でした。虐待、発達障害、旧優生保護法と重いテーマに途中押しつぶされそうになったが最後まで読めた。特に、子どもに当たり屋をさせて生活する父親に怒りしかなく、物語とはいえ辛かった。2025/05/08

ちゃちゃまるり

38
初読み作家さん。二年前、塾講師の戸川が殺される。被疑者は元生徒の阿久津。繰り返し関係者を当り手掛かりを探る平良。小六でバスケのクラブチームに入っている桜介。桜介の同級生でバスケ選手だった父を持つ波留。阿久津と同級生の豊子。この四人のパートで構成される。他人には分からず虐待を受ける子、国の方針の変換による倫理観の変化に揺さぶられた親子など重いテーマ。読中、時の法律について調べながら読み終えた。加害者側の苦悩が伝わり切なくなる。桜介、波留のその後の続編希望。2025/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22560466
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品