中公文庫<br> 戦争と平和―田中美知太郎政治・哲学論集

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中公文庫
戦争と平和―田中美知太郎政治・哲学論集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122074682
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C1131

出版社内容情報

戦争は悪だ。しかし、悪であって、なお正義であり得るのはなぜか。そして、戦争を悪だと告発することがアリバイ証明と自己弁護、他を非難するための手段として利用されるのはなぜか。「道徳問題としての戦争と平和」ほか、ギリシャ哲学の碩学が戦中・戦後の政治的問題を考察した一七篇。文庫オリジナル。

内容説明

戦争は悪だ。しかし、悪であって、なお正義であり得るのはなぜか。そして、戦争を悪だと告発することがアリバイ証明と自己弁護、他を非難するための手段として利用されるのはなぜか。「道徳問題としての戦争と平和」ほか、ギリシャ哲学の碩学が戦中・戦後の政治的問題を考察した一七篇。文庫オリジナル。

目次

1 道徳問題としての戦争と平和(道徳問題としての戦争と平和)
2 古典の世界から(サルディス陥落;ソクラテスの場合―愛国心について;公共国家としてのポリス;自由と独立)
3 政治的関心(理想国家について;自主性の問題;今日の政治的関心)
4 敢えて言う(論争について;責任と無責任との間―「疑わしきは罰せず」ということから;黙秘権について―ひとつの素人論;政治論の問題点―専門科学の限界外にあるもの;愛国心とナショナリズム)
5 政治的関心・続(政治における非合理的要素;戦後二十年の反省―戦前と戦後の連続と相違;保守と革新;革命前夜から戦争前夜へ)

著者等紹介

田中美知太郎[タナカミチタロウ]
1902(明治35)年新潟市生まれ。哲学者、西洋古典学者。西田哲学隆盛の京都帝国大学でギリシャ哲学を専攻。戦前は法政大学などで哲学とギリシャ語を講ずる。空襲で瀕死の大火傷を負うが、奇跡的に恢復し、戦後は京都大学で教壇に立つ。50年に日本西洋古典学会を呉茂一らと創設し、呉の後任で会長を務める。戦後早い時期から保守系論客としても活躍した。85年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ex libris 毒餃子

8
良本。ギリシア哲学の専門家としての知識から批判する現代日本の有り様は非常に評価できる。「愛国心とナショナリズム」においてはパトリオティズムをギリシア語から引いたのちに「ナショナリズム」を行動形態と定義するところが慧眼である。また、保守論客として「反戦」を言葉の使われ始めから左翼陣営の言葉と言ってのけるのも面白い。2024/02/25

おやぶたんぐ

4
著者は、保守系論客として、“平和憲法だけで平和が保証されるなら、ついでに台風の襲来も、憲法で禁止しておいた方がよかったかも”と書き残したことが引き合いに出されるようである。もっとも、本書を読む限り、著者の信条は、精神的盲目性からの自由にあるようだ。「しかし」を繰り返す自問自答の文章からもそれが強くうががわれる。先の文もその観点からみるべきか。そして、p64「(ソクラテスの)愛国心は、憂うべき現実を美辞麗句で飾り立てたりして、国民の低調な虚栄心に阿諛するデマゴーグ的行為を許し得なかった」(以下コメ欄)2024/03/17

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