内容説明
生涯をあげ現代短歌の革新に献身した前川佐美雄の秘密を、紀記に発する出自と生国の二先達(役小角・人磨)が遭遇する運命とをなえ合わせて解明。敗戦へ転落する昭和年代に果敢に体当り、悲痛に火花した歌魂を究明した真正の伝記。
目次
恵まれすぎた出自
志貴皇子への傾倒
祖父の死の重さ
叙情の母胎であった母
就職という修験場
前衛への傾斜
前衛戦線からの離脱
故郷回帰と父の死
古典への回帰
結婚、それに続いた不安
覚知した万葉の神髄
「日本歌人」発禁と大戦勃発 ほか
生涯をあげ現代短歌の革新に献身した前川佐美雄の秘密を、紀記に発する出自と生国の二先達(役小角・人磨)が遭遇する運命とをなえ合わせて解明。敗戦へ転落する昭和年代に果敢に体当り、悲痛に火花した歌魂を究明した真正の伝記。
恵まれすぎた出自
志貴皇子への傾倒
祖父の死の重さ
叙情の母胎であった母
就職という修験場
前衛への傾斜
前衛戦線からの離脱
故郷回帰と父の死
古典への回帰
結婚、それに続いた不安
覚知した万葉の神髄
「日本歌人」発禁と大戦勃発 ほか