出版社内容情報
日本を代表する傑作妖怪マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめて一挙収録する文庫シリーズ、第2巻。名士襲撃を企てる吸血鬼エリート、妖怪獣を味方にし、妖怪の国を築こうとする八百八たぬき。つぎつぎと現れる強敵に鬼太郎が挑む!
長編2作品を含む、全5話を収録。
〈収録作品〉吸血鬼エリート/妖怪獣/猫娘とねずみ男/見上げ入道/妖怪ぬらりひょん
巻頭カラー口絵を掲載。
内容説明
日本を代表する傑作妖怪マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめて一挙収録する文庫シリーズ、第2巻。名士襲撃を企てる吸血鬼エリート、妖怪獣を味方にし、妖怪の王国を築こうとする八百八だぬき。つぎつぎと現れる強敵に鬼太郎が挑む!
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
本名、武良茂。1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、さまざまな職業を経て、57年『ロケットマン』で漫画家デビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2003年、旭日小綬章受章。07年『のんのんばあとオレ』により、第34回アングレーム国際漫画祭最優秀コミック賞を受賞。10年、文化功労者。13年、講談社より「水木しげる漫画大全集」の刊行が開始される。15年11月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おばおば
12
★★★★☆2巻目は、自分が生まれた年に少年マガジンに掲載されていたものでした。新しい大怪獣が出てきたり、アニメでもよく見る猫女も出て来ました。鬼太郎は不死身の体質の設定です。毎回、鬼太郎が妖怪に攻撃されてから回復していく様子が面白いと思います。2023/04/16
Porco
4
今月のゲゲゲ 前回に引き続き、アニメ視聴勢にはゲゲゲではよく知られたファミリーの1人猫娘とアニメ版の宿敵とも言える総大将ぬらりひょんの初登場回を収録している。 (漫画版では長編扱いだが)吸血鬼ジョニーこと吸血鬼エリートの回が含まれており、これはニヤリとした。 後完結まで8ヶ月。ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ2023/02/25
冬峰
3
ううむ…鬼太郎はやたら人間から頼りにされるなあ…なんでだろ。子供や爺婆ならわかるけど、総理大臣もわざわざ会いに来たり。ねずみ男が「怪奇好き」って自称してるのはなんなんだ。2023/12/21
うぃ
2
2.0 荒唐無稽感がすごいね。あと意外に鬼太郎、溶けたり怪獣になったりが多い。2024/03/11
けん
2
鬼太郎シリーズの代表的たぬき話所収の巻。たぬきの総大将が隠神刑部じゃなくて、刑部狸とされてるのは、どこまでもオマージュだからなんだろうか?出てくるのも伊予じゃなくて、四国山中と曖昧だしなあ。この八百八狸による全国制覇の野望というのが、京極夏彦の豆腐小僧シリーズのモチーフになってるんだろう。水木しげる的には、動物のタヌキと妖怪の狸は、幽霊と人間が別の存在であるように、よく似た別物であるとされてるのが興味深い。鬼太郎ワールドでは幽霊族というのは、人間が出てくる以前に地球を支配していた別の種ということなので、2023/04/16