ニーチェのふんどし―いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える

個数:
電子版価格
¥1,584
  • 電子版あり

ニーチェのふんどし―いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月14日 00時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798068619
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 本書の目的は、現代と、来るべきろくでもないけど面白くないわけでもない超偽善社会を生き抜いて行くために知っておくべきだと著者が思うことを、ニーチェの褌を借りて書いたものだ。
岡田斗司夫が指摘するように近未来の世界は、差別や社会的不正を憎むホワイトな人々が主流となる。それはとても素晴らしいことだ。しかし、その世界は、嫉妬の裏返しの狭量で幼稚で薄っぺらな正義感により魔女狩りが起きる社会であるかもしれない。
「生まれっぱなしのままで、なるたけ安穏に気楽に生きて行くことが成功した生き方であるし、それは可能だと思い込んでいる人間」や、「弱くてダメな自分を時間をかけて鍛えようとせずに、ありのままでいいのだと自分の弱さに開き直り、強者に嫉妬し、私は弱いのだから、他人や社会が私を厚遇し保護する義務があると主張する人間」が跋扈する世界であるかもしれない。
おそらく、本書を読むあなたは、そのようなホワイト社会に息苦しさを感じるだろう。孤独を感じるだろう。そんなあなたにこそニーチェを! あなたのような人は、今までだって、ちゃんと存在したし、生き抜いたんです。同時代に友人がいなくたって、どうということはないのです。

【章目次】
第0章、あるいは「まえがき」
第1章 ニーチェの思想をあなたが必要になる契機は「ホワイト革命」
第2章 ホワイト革命がもたらす7つの様相
第3章 ニーチェかく語りき
結語 ―― 来るべき超偽善的社会の欺瞞と抑圧に汚染されないために

内容説明

SDGsやグレートリセットで世界が良くなるものか。優しいお子ちゃまばかりの薄っぺらで幼稚なホワイト社会に息が詰まったらニーチェを!救済もユートピアもないんだけどな。

目次

第0章、あるいは「まえがき」(私がニーチェの褌を借りて書くことにした理由;本書はごく少数者向き ほか)
第1章 ニーチェの思想をあなたが必要になる契機は「ホワイト革命」(岡田斗司夫の「ホワイト革命」論の衝撃;「ホワイト革命」は、とりあえずは高度情報化社会の産物 ほか)
第2章 ホワイト革命がもたらす7つの様相(歴史始まって以来の人間革命?;魔女狩り社会になる? ほか)
第3章 ニーチェかく語りき(「人とは恐ろしいモノだ」と覚悟しておく;ディオニュソスなくしてアポロは立ち上がらず、アポロなくしてディオニュソスは目覚めない ほか)
結語―来るべき超偽善社会の欺瞞と抑圧に汚染されないために

著者等紹介

藤森かよこ[フジモリカヨコ]
大学教員を経て著述業にいたる。1953年愛知県名古屋市生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学。元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義者)である。アメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランド研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空猫

28
『ペッパーズ・ゴースト』からニーチェを探しここへ。昨今の多様性、SDGs、いい人圧力…などの風潮へのモヤモヤに、きっちりと言葉にしてぶった切った痛快な内容は「貧乏馬鹿ブス」よりも強烈だった。本来の目的「ニーチェ」に沿ってはいるものの、ガッツリ本題になったのはラスト1/3のみでやっぱり難しかったけどイイのだ。老後の排泄介護にためにVIO脱毛をする人の介護される前提に理解不能とバッサリ。寝たきりになる前に死ねるよう自分に負荷をかけよ(p125要約)←これがおいらの一番のツボ。あ、ニーチェはまた超訳で再挑戦。2025/02/05

スズコ(梵我一如、一なる生命)

12
岡田斗司夫のホワイト革命について検索する中で本書に辿り着きました。他にバカブス貧乏女子に宛てたシリーズも書かれているそうで市大名誉教授の方だそうですが、ご自身で評されるよう本書ではチンピラが近いような。。。裏表も品もない女性の本音口調で書かれているので結構ふむふむと楽しく読める感ありつつも、最初に「生まれっぱなしのままで、なるたけ安穏に気楽に生きて行くことが成功した生き方であるし、それは可能だと思い込んでいる(おめでたい)人間」(いやぁ、すみません)が対象じゃなく、そういう資質に欠けた人にニーチェを福音→2024/03/07

まあさん

3
あとがきにある通り、参考文献の言及が多かったです。作者は反省と言っていますが、読書のネタ切れの自分としては、ありがたいですね。 ホワイト革命でみんなと一緒に漂白されましょ、という内容かと思えば後半は、ニーチェの如きドSな超人へと進んでいく。最近、自分も末人になっているのではと反省しました。確かに奴隷道徳で身の回りが色んな事が停滞しているように感じます。主人道徳は悪では無いよね。2023/06/02

startvalue

2
★★★★★2024/07/18

 本の紙魚

2
この著者の本は何冊か読んだが、これはなかなか面白い。帯の「SDGSやグレートリセットで世界が良くなるものか」は、多くの昭和世代が思いながらも口に出せない言葉ではないか。妙にご清潔な理論や建前が幅を利かせる現在は、実は今までになく分断と格差が進んでいる。ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語り」は学生時代に少し読んだだけだからこの秋に改めて読んでみよう。主人道徳の良し悪しはあるけれど、私の育てられた価値観はどちらかというとそれに近いから奴隷道徳にはどうにも我慢がならない。ふと禁酒時代のアメリカが浮かんできた。2023/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20678541
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品