朝日新書<br> 永続孤独社会―分断か、つながりか?

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朝日新書
永続孤独社会―分断か、つながりか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951755
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

社会や価値観が変化するなか、消費のあり方はどう変容してきたか。所有からシェア的なものへと移行が進んだ「第四の消費」社会を分析。何に豊かさを見いだすのか。コロナ禍で強まりをみせる孤独、格差、分断等も考察、消費から見えてくる社会のありようと今後を探る。

内容説明

仕事があり、友人、恋人がいても心が満たされないのはなぜか?「つながり」と「分断」から読み解く愛と孤独の社会文化論。人生に夢や希望をもてなくなった若者たち。コロナ禍があぶり出した格差のリアル。『第四の消費』から10年の検証を経て見えてきた現代の価値観とは―。

目次

はじめに―第五の消費社会を予測するために
第1章 概説:消費社会の四段階
第2章 「魔法の時代」と「再・生活化」、あるいは「ケアのシェア」へ
第3章 永続孤独社会
第4章 コロナ後の第四の消費・社会を担うのは女性と若者である
資料編 第四の消費・事例集

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。82年一橋大学社会学部卒、パルコ入社。86年マーケティング情報誌『アクロス』編集長となる。90年三菱総合研究所入社。99年カルチャースタディーズ研究所設立。世代、家族、消費、都市問題等の研究を踏まえ、新しい社会デザインを提案している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャーリブ

39
タイトルの「永続孤独社会」とは、今は孤独でなくても、いつ孤独になるかわからないというリスクをつねに想定しながら生きていかなければならない現代社会の現実(あるいはムード)を作者が命名したものです。とりわけ若い人の間に孤独志向の傾向が広がっているようです。かといって孤独に満足しているわけではなく、メタバースに見られるように、現実以外の場所で自分らしいつながりを渇望するという現代的な風景が見えてきます。そのムードをよく表しているのが、表紙のイラスト女性が寂しそうにスマホ画面に見入っている姿でしょう。2022/11/17

よっち

34
社会や価値観が変化するなかで、消費のあり方はどう変容してきたか。所有からシェア的なものへと移行が進んだ「第四の消費」社会を分析する一冊。戦前の都市部中心の第一の消費、戦後の三種の神器・マイカーなどの第二の消費、少品種大量生産から多品種少量生産・軽薄短小に移行した第三の消費、バブル崩壊後の繋がり共有に向かった第四の消費を踏まえて、今後の社会がどこに向かうのかを考察していて、孤独やメタバースの可能性なども絡めながら、コロナ後の消費を担うのは女性・若者であり、郊外・地方再生の可能性に言及する興味深い一冊でした。2022/08/04

はるき

18
 絶望的な気分になる表題ですが、軽妙な語り口で楽しく読了。有形無形のセーフティーネットを感じにくいご時世。何処で穴に落ちるか分からない不安に苛まれる現代人…。それはそうなんですが、不安に対処するビジネスが隆起しているということは、まだまだしぶとくいけるんじゃ?メタバース化は避けられませんが、逆に村社会への回帰も進む気がします。面白かった。2022/06/28

謙信公

14
何とも絶望的なタイトル、表紙である。社会や価値観が変化する中、所有からシェア志向へと移行が進んだ第四の消費社会、今後のバーチャルな志向としての第五の消費社会を分析。現代は未婚・離婚・死別、病気、失職、介護など、いつ孤独になるだろうかというリスクを抱える「永続孤独社会」である。メタバースの中で暮らす人たちは、リアルな人間関係の煩わしさを避けてヴァーチャル空間の中でのみ快適に生きようとする。社会との「つながりを絶たれた」人たちが増え、「つながりを恐れる社会へ」と変化するのか。「ケアをシェアする」ことも重要だ。2024/09/10

九曜紋

11
初、三浦展。久々に本格的な社会評論を読んだ。「第四の消費」の増補改訂版を目指した、との事だが 、同書を読んでいなくても内容は理解できる。それにしても、「永続孤独社会」とは、なんと希望のないタイトルなのだろう。自分が若かりし頃には想像もしなかったような社会が現出したことになんとも言えない悲しみを覚える。先頃逝去した社会学の重鎮・見田宗介の云う「生と死と愛と孤独」へのオマージュに加え、独自のフィールドワークと論考を施した力作であるといえる。今後を占うキーワードは「ケアのシェア」。心に留めたい。2022/06/12

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