出版社内容情報
地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れたお転婆少女ザジ。あいにくのストで念願かなわず、街へさまよい出たザジは奇妙な大人たちと一夜を過ごす。俗語満載の会話ときわどい笑い、そして斬新な実験的表現の数々に世界が度肝を抜かれたフランス前衛小説の名作。映画公開時の植草甚一による作品評、千野帽子による新版解説を付す。
内容説明
地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れたお転婆少女ザジ。あいにくのストで念願かなわず、街へさまよい出たザジは奇妙な大人たちと二日間を過ごす。俗語満載の会話ときわどい笑い、そして斬新な実験的表現の数々に世界が度肝を抜かれたフランス前衛小説の名作。新たに植草甚一による映画評、千野帽子による新版解説を付す。
著者等紹介
クノー,レーモン[クノー,レーモン] [Queneau,Raymond]
1903年フランスのル・アーヴル生まれ。パリ大学で哲学を学び、シュルレアリスム運動に参加。離脱後、33年に「ヌーヴォ・ロマン」の先駆的作品となる処女作『はまむぎ』を刊行。59年に『地下鉄のザジ』がベストセラーとなり、翌年、映画化され世界的に注目を集める。その後も60年に発足した潜在的文学工房「ウリポ」に参加するなど新たな文学表現の探究を続けた。1976年没
生田耕作[イクタコウサク]
1924(大正13)年京都生まれ。京都大学文学部仏文科卒。仏文学者。京都大学教授として教鞭をとる傍ら、バタイユ、マンディアルグ、セリーヌなどの紹介につとめるが編著書の猥褻性をめぐって大学と決別。自ら出版社を設立して孤高の立場を貫く。1994(平成6)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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