中公文庫<br> さそりたち

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中公文庫
さそりたち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122070844
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

米国資本「WCR ワールドレジスター・カンパニー・リミテッド」の日本法人の営業マン若林は、4人のチーム「さそり」を率い、売上で社内トップを独走していた。売り物は高額の事務用機器(ビジネス・マシン……今で言うところの経理会計システム)。飛び込み営業のスタイルで、モットーは、「殺人以外のことは何でもやる」。ときに犯罪(詐欺)まがいのテクニックと絶妙の連係プレーで、狙った獲物は逃がさない! ターゲットは、くせ者の大地主、老舗旅館の女主人、学習塾チェーンを展開するヤクザの親分、金欲・色欲にまみれた地方都市の市長、そしてカトリック新聞発行人の修道女……。チーム「さそり」の破天荒な奮闘を描く連作長篇。

内容説明

外資系の事務用機械販売会社のトップ・セールスチーム四人組。モットーは、「殺人以外のことはなんでもやる」。飛び込み営業のスタイル、ときに詐欺まがいのテクニックと絶妙の連係で、狙った獲物は逃がさない。「さそり」の異名をとる彼らの破天荒な奮闘を描く、著者異色の連作長篇。

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。2010年4月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Inzaghico

9
四谷で会報誌の発送に勤しむ修道女に「自動封入封帯機」を売りつけようとするサソリチームの奮闘ぶり(だいぶ方向は間違っているが)がおかしい「”さそり”最後の事件」の最後のオチときたら。エピローグが、チームのこれからを感じさせて明るくてよい。華々しく負けたチームではあるけれど、もうひと花咲かすことができるのではなかろうか。コンゲームの醍醐味を堪能した。2021/08/19

Nobuko

9
リメイクバージョン 1978年の作品らしい  嘘つきで犯罪者になるのを恐れて小説家になったという これまた嘘か誠かの井上ひさしが書く詐欺師のお話2021/08/04

kousei

4
著名な作者だが、コンゲームエンタメジャンルの短編集とは意外だった。ちょっと古くさい題材だが憎めない4人組が詐欺まがいの営業で高額事務機器を売りつける楽しい作品。2023/07/26

読書国の仮住まい

3
ボリューム 『七六年三月 データ・センター・システム』『七六年五月 フロントマシン』『七六年八月 情報検索機』『七六年十二月 自動給茶器』『七七年五月 自動封入封帯機』プロローグとエピローグに挟まれた5編の連作長編 世界観 アメリカ資本のワールド・キャッシュ・レジスター・カンパニー・リミテッド。 電算機や事務用機械の売り上げでは日本屈指の会社。 そこの若林文雄リーダーとする四人チームの綽名がさそり。 そんな彼らのセールス日録。 補足事項 騙す方も必死だが、その実全てにおいて結局失敗に終わるというシリーズ。2022/01/04

hirayama46

2
詐欺すれすれの(あるいは詐欺そのものの)セールスを行うチーム「さそり」を描いた連作短編集。やや時代を感じさせるのは風俗的なものばかりでなく、コンゲーム小説としてもいま読むとだいぶ牧歌的というか、素朴な感覚が強いですね。軽妙な文章の魅力もあり楽しく読めましたが、真面目にと活動しているシスターに毒を仕込むのはやりすぎだった感じがありました。2022/03/29

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