出版社内容情報
情報に感染し、人は動かされる
2020年春、新型コロナウイルスが世界を席巻する。大型連休を目前に控え、内閣総理大臣は特措法に基づく緊急事態宣言を発出し、人々には外出自粛を、人が密集する事業所には営業自粛を求めた。「命を守るため」という触れ込みであった。
しかし、日本は他国と比べて異常に死者数が少ないというデータが出続ける。何が真実なのかまったく不透明な中で、人々は不確かな情報に感染(=インフォデミック)し、合理的な判断を下せなくなる。そんな中、「人は死ぬときは死ぬ」とライブ活動を続ける伝説的なミュージシャン・浅倉マリがメディアに登場。真行寺は高齢な浅倉の監視と説得を、水野玲子捜査一課長に命じられる。果たして、浅倉が仕掛けた引退コンサートはどのような結末を迎えるのか?
コロナ禍の現在をリアルに抉る超エンターテイメント
内容説明
二〇二〇年春、新型ウイルスが世界を席巻する。人々が不確かな情報に「感染」し右往左往する中、「人は死ぬときは死ぬ」とライブ活動を続ける伝説的なミュージシャン浅倉マリがメディアに登場。真行寺は高齢な浅倉の監視と説得を、水野玲子捜査一課長に命じられ…。コロナ禍の現在をリアルに抉る超エンターテインメント!
著者等紹介
榎本憲男[エノモトノリオ]
1959年和歌山県生まれ。大学卒業後、西武セゾングループの文化事業部、その後東京テアトルにて映画事業に携わる。劇場支配人、番組編成担当、プロデューサー等を務め、退社。2011年、監督デビュー作『見えないほどの遠くの空を』が公開されるとともに、同作の小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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