出版社内容情報
天叢雲剣の霊力により火攻めの窮地を脱し、イカハ兄弟を撃滅したヤマトタケル。そんな中、弟橘姫がタケルの子を宿す。つかの間の幸せに浸るタケルと弟橘姫だったが、一行の行く手を遮る走水の潮流が二人の運命を悲劇へと導いていく……。謎多き古代史の英雄の実像に迫る歴史巨篇、堂々完結!
巻末に特別対談「ヤマトタケルが生きた時代とは」(安彦良和×平林章仁)を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
27
安彦版古代史第3弾。漫画。3巻。最終巻。2024/08/26
たまきら
27
地元に縁の吾嬬神社があるんですが、ここでは登場しなかったなあ…。でも、きっとヤマトタケルの伝説は数多にあるからなんだろうな。女子にモテモテだった彼の死をこういう風に演出したのは結構面白かったです。もっと自分でも勉強しようっと。2021/11/07
Nao Funasoko
14
安彦史観によるヤマトタケル物語。(1)(2)を読んでから間が空いてしまったのでいずれ頭からもう一度読みなおすつもり。2020/05/18
shimashimaon
7
壮大な旅でした。弟橘も主人公の最期もとても切ないです。影の脇役、クマソの鹿文も同様です。本書は著者が主人公の実在を信じて創作した物語ですが、途中の考察や学者との対談が面白いです。特に国内外のダイナミックな人の移動・交流という視点が面白い。粛慎の正体はよくわかりませんでしたが、『神武』に登場した徐福伝説など、興味を掻き立てます。塩野七生『ローマ人の物語』はカルタゴ滅亡の所で積読状態ですが、まだ紀元前です。本書の舞台は4世紀。資料の矛盾は小国乱立が故か。国立東京博物館では東洋館で朝鮮半島の古代にも触れたい。2023/04/10
eihuji
3
全3巻6/28~7/1読了。 安彦作品を手当たり次第に衝動買いした一部。 倭武尊の生涯を安彦視点の考察を交えて描かれる。 歴史はロマンなのだ。2022/11/23
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