中公文庫<br> デルフィニア戦記外伝〈2〉コーラル城の平穏な日々

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中公文庫
デルフィニア戦記外伝〈2〉コーラル城の平穏な日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

日々、国王が少しでも心やすらかにくつろげるようにと忙しく立ち働くポーラに、ウォルが気晴らしの市内見学を進めた。だが、万が一を心配したウォルは、リィにポーラの護衛を頼みこんだ。「王妃」が「愛妾」を護衛するというデルファニアならではの状況だが、リィはその護衛中にある陰謀を嗅ぎつける――。

表題作『ポーラの休日』他、シェラの日常(というにはかなり殺伐観満載だったりするが)の描いた二中篇と短篇を収録。

内容説明

ポーラは魔法街を訪れた。イヴンに飲ませる惚れ薬を買いに行くという、国王や王妃が聞いたら悲鳴をあげそうな目的のために…。シェラはまだ暗いうちから朝食の準備をして、洗濯をし掃除を行ない、刺客の撃退もする。平和な日常の裏で殺伐とした事件が繰り広げられる、いつものコーラル城を描いた外伝。

著者等紹介

茅田砂胡[カヤタスナコ]
5月3日生まれ。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

20
なぜか中公文庫版が出てこないのでこちらで登録。働きづめのポーラが気分転換に出かけたコーラル市内見物。見るもの見るもの初めての体験に時も忘れ、ウォルからひそかに護衛を依頼されたリィが慣れない『市街戦』に疲労困憊する「ポーラの休日」、珍しくリィが旗色悪い戦場の一夜「王と王妃の新婚事情」、西離宮の普通の1日「シェラの日常」を収録。シェラが丹精した牛肉のシチューは是非食べてみたいものです。本編を読み終えた今となっては、このような形でキャラたちの平和な日々?を見直すのも懐かしく感じます。2020/03/14

緋莢

15
元本は2011年刊行。話の展開は何となく覚えていましたが細かい部分は忘れていることも多く、楽しんで読むことができました。ウォルから休日を貰ったポーラが、ある目的のために魔法街を訪れ、それを陰から護衛するリィとシェラがとんだ騒動に巻き込まれる「ポーラの休日」、〝新婚”にも関わらず、夫婦で賭け事をするウォルとリィを書いた 「王と王妃の新婚事情」、リィの身の回りの世話をするシェラがとんだトラブルに巻き込まれる「シェラの日常」の三編が収録されています(続く 2019/05/12

きょん

10
お久しぶりのデルフィニア戦記外伝。相変わらず有能で美形ばかりの面々が活躍してます。2019/04/13

ぎたろう

9
ここ最近,読後ぞわぞわ系の本が続いたので,善良な人ばかり出てくる話が恋しくなっていたところ,タイミング良くデル戦の文庫版最新作を発見。「ポーラの休日」は既読の気がするが内容はほぼ忘れていた。「王と王妃の新婚事情」は,あのときの戦の裏話。「シェラの日常」は,主要キャラ勢ぞろいな上にそれぞれの魅力も全開でお得感あり。話はシンプルだが読後も清々しく,今の自分の気分にまさにピッタリの1冊でした。2019/06/29

たこのまくら

8
もはや細かい所は忘れているが主要キャラクターはなんとか憶えているので大丈夫。しかしこれが「平穏な」「休日」や「日常」だって言うんだからコーラルは波乱に満ちている。でも結局は一癖も二癖もある人達が何とかしてしまうからなあ。ある意味そんな人達が闊歩している時点で既に平穏とはほど遠いのかもしれない…。そして何故か頻繁に現れる暗殺者たち。仕事なのか?リィのことが気に入ってるだけなのか?…ツンデレか。2020/06/03

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