出版社内容情報
迷いと模索をし続けた青春時代を振り返る。子規と出逢い、漱石の思い出話、のちに誹風をめぐり対立した親友碧梧桐へのお思いを描く。一九四七年、中央公論社から刊行された知られざる半自叙伝を初文庫化〈解説〉岸本尚毅
高浜虚子[タカハマキョシ]
著・文・その他
内容説明
子規との出逢い、漱石との思い出、のちに俳風をめぐり対立した畏友碧梧桐への敬愛―。退学と転校を繰り返した青春時代、引き継いだ「ホトトギス」の経営苦難など迷走と模索をし続けた日々と森鴎外、幸田露伴、黒岩涙香、柳田國男などとの交遊を振り返る。一九四二年、中央公論社から刊行された知られざる自伝を初文庫化。
目次
序
維新の松山
学生の気風
「同窓学誌」と碧梧桐
家庭の雰囲気
文学への関心
子規との文通
月並から出発した子規
子規の交友
碧梧桐と「乙二七部集」〔ほか〕
著者等紹介
高浜虚子[タカハマキョシ]
1874(明治7)年、愛媛県生まれ。俳人、小説家。本名、清。伊予尋常中学校時代に正岡子規の門に入り、第二高等学校在学中、俳句革新運動の開始を知り、河東碧梧桐とともに中退して上京、子規を中心とする『日本』派俳句の双璧となった。子規没後『ホトトギス』を主宰、客観写生を受け継いで伝統墨守の立場をとり、新傾向の俳句を推進した碧梧桐派と勢力を二分した。一時は写生文小説に熱中したが、大正初頭に俳壇に復帰した。1937年芸術院会員。54年文化勲章受章。弟子として飯田蛇笏、水原秋桜子、山口誓子、中村草田男などを輩出。1959(昭和34)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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