傷つきやすいアメリカの大学生たち―大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電子版あり

傷つきやすいアメリカの大学生たち―大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体

  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2025年05月30日 02時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 457p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794226150
  • NDC分類 377.253
  • Cコード C0036

出版社内容情報

暴力を伴う講演妨害、教授を糾弾し罵倒……
キャンセルカルチャーやポリコレ問題の背景を知るための必読書。
全米ベストセラー、待望の邦訳!

〈内容より〉
「不快」を理由とする講演妨害が横行
言葉尻を捉えて教員を糾弾、辞職へ追い込む
大学教員の政治的多様性が低下。左に偏向
未熟で脆弱、不安・うつが多い「Z世代」
親はすべてを危険と捉え過保護に育ててきた
大学が極端な市場重視に。学生はお客様扱い

立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。
教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。
さらには教授や学部長、学長までを軟禁し、暴言を浴びせる――。
アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。
彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか?
言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、
さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。
キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。

内容説明

立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。さらには教授や学部長、学長まどを軟禁し、暴言を浴びせる―。アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか?言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。

目次

第1部 3つのエセ真理とその弊害(脆弱性のエセ真理:困難な経験は人を弱くする;感情的決めつけのエセ真理:常に自分の感情を信じよ ほか)
第2部 エセ真理が引き起こしたこと(脅迫と暴力が正当化された;大学で「魔女狩り」が起きている)
第3部 なぜこうなったかに関する6つの論題(二極化を促進するスパイラル;不安症とうつ病に悩む学生の増加 ほか)
第4部 賢い社会づくり(賢い子どもを育てる;より賢い大学へ)
結び より賢い社会へ

著者等紹介

ルキアノフ,グレッグ[ルキアノフ,グレッグ] [Lukianoff,Greg]
教育における個人の権利のための財産(FIRE)の会長兼CEO。アメリカン大学とスタンフォード大学ロースクールを卒業し、高等教育における言論の自由と憲法修正第1条の問題を専門としている

ハイト,ジョナサン[ハイト,ジョナサン] [Haidt,Jonathan]
ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネス教授(倫理的リーダーシップ論)。1992年にペンシルベニア大学で社会心理学の博士号を取得後、バージニア大学で16年間教鞭をとる

西川由紀子[ニシカワユキコ]
大阪府生まれ。神戸女学院大学文学部英文学科卒業。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修了。ITエンジニア、青年海外協力隊(ベリーズ)を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

148
楽天的な『OPEN』を読んだ後に、今度は鬱になりそうな内容。日本にも加熱した受験戦争、日韓ヘイト合戦、世代間格差など似たような問題はあったけど、アメリカは悪い意味でその上を行っていた。アダルトチルドレンのような問題は日本固有なのかと思っていたらそうではなかった。言論の自由をはき違え、教員に対するつるし上げ、恫喝、脅迫を行うような暴力による犯行がアメリカで起こっている。狩猟採集民時代に必要だった本能が、理性の時代である現代の対立を激化させている。改善に兆しがあると締めくくられていることに安堵。2023/02/28

HANA

67
公演や授業の妨害、異見を捉えての吊し上げ、教職員の左への偏向。これらは文化大革命期の中国ではなく、現在のアメリカの大学で進行している事である。本書はそれらの問題点を実例豊かに考察した一冊。まず三つのエセ心理「困難な経験は人を弱くする」「常に自分の感情を信じよ」「人生は善人と悪人の闘いである」が提示され、これらが親や大学にどのような影響を与えているのかが問題とされる。そこから導き出されるのは大学だけではなく、子育てやSNSといった社会全体の問題。解決も提示されているが、流れに掉さすの無理じゃないかな。2023/01/06

ふみあき

46
近ごろ流行りの反ポリコレ本、と言っていいのか分からないが(一応、断っておくと著者の二人は米国人で民主党支持者)、異色なのは認知行動療法のメソッドから、近年のアカデミズムの病弊が分析されていること。左派が推進するインターセクショナリティに基づいた政策が、むしろトライバリズムを昂進させる。それがひいてはトクヴィルが称賛したアメリカ民主主義の美質を損ないはじめている。大量のエビデンスが参照されるが、導出される教えは「かわいい子には旅をさせよ」みたいな至極常識的なものばかり。子育て中の親としては示唆に富む内容だ。2022/12/24

りょうみや

25
今のアメリカの若者達(Z世代)がどうしてメンタルが脆弱で極端な思考に陥りがちなのかを社会的、心理学的に分析している。特に認知行動療法の立場からの観察がわかりやすい。原因はいくつか挙げられているがスマホ、特にSNSに入り浸りの生活が一番の要因だと思わざるを得ない。アメリカの大学の主題で極端な事例が多いけど、日本での子育てにもとても参考になる。章ごとにまとめがあってサクッと読むこともできる。2024/03/02

lovemys

17
あー怖い! こんな大学に行かせたくない。怖くて意見を言えないような大学、一部の勢力に迎合しなくてはいけない大学で何を学べるのか。自分が傷ついたからと他人に暴力を振るうことが、本当に正しいことだと思ってるの? これを誰も抑えられないことが怖い。暴れた学生たちは、その後も学生のままでいるのかな? 色々と怖いんですけど。デモやSNSで拡散して煽ったりするよりも、もっと学ぶことがたくさんあるんじゃないですかね。2023/07/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20433086
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品