中公文庫<br> 誰のために―新編・石光真清の手記〈4〉ロシア革命

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中公文庫
誰のために―新編・石光真清の手記〈4〉ロシア革命

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065420
  • NDC分類 916
  • Cコード C1195

出版社内容情報

世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。「時代を裏側からささえていた」(田宮虎彦)一軍人の手記、完結。秘蔵写真、多数収録。橋本龍伍、田宮虎彦、坂西志保、河盛好藏、坪田譲二、中村光夫、木下順二による観光当時の書評を採録。

石光 真清[イシミツマキヨ]
著・文・その他

石光 真人[イシミツマヒト]
編集

内容説明

世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。明治元年生まれの陸軍軍人の手記、完結。田宮虎彦、坂西志保、河盛好蔵、坪田譲治、中村光夫、木下順二による批評集、秘蔵写真を多数収録。明治の群像シリーズ。

目次

大地の夢
弔鐘
長い市民の列
粉雪と銃声
日本義勇軍
生きるもの・生きざるもの
闇の中の群衆
三月九日の朝
亡命
野ばらの道〔ほか〕

著者等紹介

石光真清[イシミツマキヨ]
明治元(1868)年、熊本生まれ。16年、陸軍幼年学校に入り、陸軍中尉で日清戦争に従軍し、台湾に遠征。32年、特別任務を帯びてシベリアに渡る。日露戦争後は東京世田谷の三等郵便局の局長を務めたりしていたが、大正6(1917)年、ロシア革命直後のシベリアに渡り諜報活動に従事する。8年に帰国後は、夫人の死や負債等、失意の日々を送り、昭和17(1942)年に死去。死後、その手記が公刊される

石光真人[イシミツマヒト]
明治37(1904)年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、昭和6(1931)年、東京日日新聞社に入社。13年芝浦工作機械に転じ、戦時中、日本新聞会考査課長、日本新聞連盟用紙課長を歴任。戦後、日本新聞協会用紙課長、総務部長、業務部長を経て、日本ABC協会事務局長、専務理事。33年、父・石光真清の手記『城下の人』『曠野の花』『望郷の歌』『誰のために』の出版により、毎日出版文化賞を受賞。50年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tyfk

7
「私の指導が間違っていたために、この日本人墓地の凍土の下には、九名の犠牲者が冷たく横たわって再び醒めることがない。彼等は善良な市民であった。写真師、洗濯業、理髪業、ペンキ屋、貸席などのささやかな商人として、第二の故郷シベリアに生涯を過すつもりの人々であった。ロシア人の良き友として彼等は愛された。2023/11/18

akios

1
読み終わってしまった。一気に読んだ。現実とはなんと報われないものなんだ。なんてことを、真清は思わなかったのかもしれないけれど。立身出世の成功譚よりよほど身に染みた2023/12/14

Shinya Ishikawa

1
日露役を終えて内地に戻り一市井の人となった作者が、ロシア革命を契機に再度陸軍の命を帯びて大陸に渡ることとなる4巻目。3巻までに味わった辛酸も凄まじいものでしたが、本巻では作者を含めたこの時代の人々が、なすすべもなく時勢の激流に巻き込まれていく姿がひときわ印象的でした。それにしても令息の編集手腕もあるでしょうが、一軍人であったという作者石光真清氏の文才には終始瞠目しきりで、泰平の世にあれば一流の教養人として名を成したのではないかと敬服する次第です。「手記」を超えた、全巻を通して学ぶべき歴史のある大著です。2018/03/12

TTK

0
目的が達せられないことを承知で、犠牲を払うことが忠誠であろうか。失敗すれば、最高方針が誤っていたので自分の責任ではない、自分は与えられた責任を立派に果たした……そう考えてすむことだろうか、そんな形式主義が官界にも軍界にも滲透している。p.3232023/08/23

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