内容説明
世界に広まった#MeToo運動の一方、日本では「セクハラ罪はない」と豪語する政治家がいる。日本はいかにセクシュアル・ハラスメントに甘い社会なのか。歴史と構造を解き明かし、法制度改革を提案する。
目次
1 現状 セクシュアル・ハラスメントを生むジェンダー不平等な社会構造(セクシュアル・ハラスメントの歴史と構造;連合調査からみた職場におけるセクシュアル・ハラスメントの現状;大学でのセクシュアル・ハラスメント―その構造と対策 ほか)
2 対策 セクシュアル・ハラスメントのない社会をつくるために(セクシュアル・ハラスメントをめぐる法的問題―刑事法の領域から;セクシュアル・ハラスメントをめぐる法的問題―労働法の領域から;セクシュアル・ハラスメントに対する法的対策―国際人権法と諸外国の取り組みから ほか)
3 資料(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)(第11条)
事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針
人事院規則10‐10(セクシュアル・ハラスメントの防止等) ほか)
著者等紹介
角田由紀子[ツノダユキコ]
1942年生まれ。弁護士。1986年から東京・強姦救援センターの法律顧問を務めている。以後、性暴力に関わる事案で被害者側代理人の仕事を続けてきた。1989年、原告代理人の一人として初のセクシュアル・ハラスメント裁判を福岡地裁に起こした。2004年から2013年まで明治大学法科大学院で「ジェンダーと法」の講座を持った
伊藤和子[イトウカズコ]
弁護士。1994年弁護士登録以来、女性、子ども、冤罪事件等国内外の人権問題に関わって活動。2004年ニューヨーク大学ロースクール客員研究員、2006年、日本初の国際人権NGOヒューマンライツ・ナウの発足に関わり、以後事務局長として国内外の人権活動の解決を求め活動。同時に、弁護士として女性の権利問題を中心に取り組む。ジェンダー法学会副理事長。早稲田大学博士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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