中公文庫<br> 英語襲来と日本人―今なお続く苦悶と狂乱

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中公文庫
英語襲来と日本人―今なお続く苦悶と狂乱

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  • サイズ 文庫判/ページ数 213p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122063556
  • NDC分類 830.1
  • Cコード C1121

内容説明

開国とともに押し寄せてきた「えげれす語」。英語狂乱とも言うべき右往左往が始まった。全く異質な言語と日本人はどう格闘してきたのか。少なからぬ達人が現れた一方、習得できずに劣等感・罪悪感に苛まれる人々が大量に生まれた。明治以来、英語に翻弄され続ける日本の姿を活写し、さらに、英語との付き合い方を考察した文化史であり、文化論。

目次

第1章 江戸時代の英語(最初の英語話者ウィリアム・アダムズ;フェートン号事件の波紋;英学の礎を築いた通詞―森山栄之助らの努力;ジョン万次郎、アメリカへ;黒船来航の衝撃;蕃書調所と開成所;幕末期の英語辞書・教科書を読む;エリートの英語、庶民の英語―1859年と明治初年)
第2章 明治時代の英語(英語漬けの時代;庶民の英語狂乱―都々逸から入門書まで;夏目漱石の苦悩―「変則英語」全盛期;明治後期の英語教育)
第3章 大正・昭和・平成の英語(外国語教授法が成立したとき;読解中心主義と岡倉由三郎;英語存廃論と第二次世界大戦;「カムカム英語」からコミュニケーション主義へ―戦後の英語教育)
第4章 これからの英語(明治の英語達人と平成の英語事情;日本の英語をどうするか)

著者等紹介

斎藤兆史[サイトウヨシフミ]
1958年、栃木県生まれ。東京大学文学部英語・英米文学科卒業。同大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了。インディアナ大学修士課程修了。1997年、ノッティンガム大学博士課程修了。東京大学教養学部助教授、同大学院総合文化研究科教授などを経て、同大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おはぎ

9
「日本人にとって英語とは何か」を歴史の観点から短くとも簡潔に学べる本。 内容とは別に著者の意見がしばしば出るがこちらは少し気になった。 著者はコミュニケーション重視の英語を批判して素読などの効果を強調している。が、同時にそれは万人にできるわけではなくそのような「真の」英語教育はエリートだけが学べば良く外国人と楽しく話したいだけならテキトーに会話重視の英語をやればいいとまで書く。それは著者が同時に批判する英語母語話者がしばしば見せる英語帝国主義の姿勢と似通っているのでは、とは思った。2024/03/30

ishilinguist

5
講談社選書メチエで出たものの文庫化だが、その間に日本の英語教育に関する議論は進展したのか、考えさせられる2017/02/04

スプリント

4
江戸時代から現代まで日本人がどのように英語と接してきたのかがよくわかります。戦後の英語教育については枚数の都合かかなり割愛されている印象を受けました。戦後に焦点をあてたものも読みたいですね。2017/02/26

アトム

3
とても面白かった。特に「江戸時代の英語」「明治時代の英語」が興味深かった。「日本の英語を立て直すためにも、我々は日本語と英語との距離感をしっかり見極めたうえで、日本語の母語話者にとって最善の学習法を開発する必要がある。そのためには、まず英学の先達たちがどのように英語と格闘してきたかを見ておかねならない。」2017/03/13

tarbow59

1
☆☆☆☆ エリート臭が鼻につくものの、江戸時代の話は興味深い。2017/02/10

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