内容説明
男女の愛、夫婦の愛の変容を通じてたどり着く「人生の帰趨」を考察し、限りある生命が永遠の存在へと昇華する自説を高らかに歌い上げたエッセイ。
目次
幼時
少年時代より青年時代へ
青年時代より壮年時代へ
著者等紹介
岡本かの子[オカモトカノコ]
1889(明治22)年、東京生まれ。本名大貫カノ。跡見女学校卒。「明星」「スバル」で歌人として活躍。1910(明治43)年、漫画家岡本一平と結婚。翌年、太郎(画家)を産む。この頃「青鞜」に参加。仏教研究家としても著作活動を行う。1929(昭和4)年、渡仏。三年間の外遊後、1936(昭和11)年、『鶴は病みき』で実質的に文壇デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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koromo
2
なんてエネルギッシユな女性なんだ…!とひたすら感嘆させられた。生命力が溢れに溢れてほとばしっている。こんな女性が相当昔にいたんだ!頭があがらない!個人的には、彼女の職業論に唸らされた。何という洞察力か。彼女の小説作品も是非読みたい。2013/01/11
トーマス
1
私生活がすごいのでどんな突拍子もないことをいうのかなと思って期待しましたが、案外普通のことを言ってはります。文語体で読みにくいので私がその意図を汲めていないだけかもしれませんが。。2015/02/28
桜パンダ
0
ところどころ難しいところがありました。2013/07/22
Salsaru
0
いま現在読んでも、なお心に響く内容。根底は仏教観だが、視点は鋭い。大きな愛情、広い器。2013/04/18
kanapi
0
なかなか読みにくいところ(漢字がよめない・・・)もあったけど、時代の古臭さを感じさせない内容で、わりと最後は感じ入ってしまった。後半の、事業に例えるところ、人生という単位を超えた宇宙への広がりを展開するようなところが面白かった。2011/11/09
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