出版社内容情報
全18巻をもって完結した〈デルフィニア戦記〉には、幻のプレ・ストーリーが存在する……。一部のファンに囁かれ続けた『グランディスの白騎士』を完全収録
内容説明
南方の新興国家グランディスからグリンダに第一王子の妃として婚姻の申し入れが。継承権を持たぬ王女を望む先方の思惑はどこに?策謀の臭いをかぎ取った王女はシェラを伴いグランディスに乗り込むのだった。好評のうちに全十八巻をもって完結した「デルフィニア戦記」のプレ・ストーリー決定版。
著者等紹介
茅田砂胡[カヤタスナコ]
5月3日生まれ。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roomy
23
面白かった〜読友さんがこっちのダルトンが好きって言ってたのですが納得です。2016/01/19
ワッピー
21
上巻でシェラを奪還したリィに縁談ラッシュ。最初は首尾よく逃れたものの、次々と持ち込まれる話に辟易していたリィに、国王ウォルが自分から結婚を持ちかけています。(本編はそこまでストレートだったかな?)こちらでは最初の婚約者との絡みで決闘あり、外交戦略あり、将来をにらんでの布石ありとよく書き込まれている印象です。本編では別の役割で出てくるダルトンも、今回は裏に表に活躍し、結婚をかけた決闘の代理戦士としてリィに2回もぶちのめされた結果、おいしい目に遭っています。話は同じなのでリィの別バージョンが気になる読者向け。2020/03/11
閲覧室
11
リィの縁談話。上巻に比べてオリジナル要素が多かったように思う。また、本編よりもウォルとリィの関係がアッサリしているのでその点でも新鮮味が感じられた。派手な戦闘による爽快感は下巻でもなりを潜めていたが、野生児のような王女が一分の隙もない淑女然として公の場に現れた時の周囲の反応を見るのは本当に気持ち良い。本編に対する愛情を煽られまくった。本編1巻片手に布教活動に勤しみたくなるので困る(笑)2011/01/05
Mu@仔羊堂
10
他国からのリィへの縁談申し込みから始まる騒動と顛末。 リィが王女から女王になるお話とも言える。 婚姻を掛けての剣の勝負とか実にリィらしいなあ^^ 相手のもと木こりの戦士がなかなか食えない性格で面白い。 本編には出てこなかった気がするのだけど出てきてたら面白かっただろうなあ。 女王になる展開は本編ではもっと壮絶だった気がするのだけど、こちらの二人で誓い合う展開も好きだなあ。 うん、面白かった。2020/09/20
ガラクタリズム
7
上に比べて、デルフィニア色より王女グリンダ色が強い。グランディスの下りとか求婚者の数とか。王女グリンダは、これからってところで終わっていた。この物語が拾われ、デルフィニア戦記に生まれ変われたことに乾杯!2011/01/27