感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
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文藝春秋社の名編集長の自伝。戦争中の話がとくにずっしり来る。昔は「編集者」であることに誇りを持つ人間が編集者になったのだなあ、という当たり前の事実に胸打たれる。2016/07/30
hobby no book
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編集者としての意気と、戦時下の圧の強さ。そういう時代を経た編集者の強さ。それを今、どうやって手に入れるか。2017/03/06
susu
1
戦後の「文芸春秋」を背負った著者により、苦難に満ちた社史が語られる。菊池寛、横光利一らの人間模様も面白かったが、筆者独自の歴史観に感心することしきりであった。戦後のブームになった「別冊」の名付け親が永井龍男だったとは。文学史的なトリビアも満載。2009/09/15
at
0
面白かった。菊池寛のこと、戦中の出版統制、戦後のアメリカによる検閲、軍隊生活がヤタラに殴られるものだということ、芥川賞のこと…読み終わってわかるのは、池島信平さんが知的で中立だと言うこと。出版業界はいつの時代も浮き沈みが激しい。2017/05/12
Bibliotheca
0
汗をかいて作ったものがつまらないはずがない。矜持を持って作るものがつまらないはずがない。楽しみながら作るものがつまらないはずがない。それがわかっていれば矩を越えずとも売り上げは付いてくる。売らなきゃ負けだよ。それが全てだ。2016/05/04
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