内容説明
古代自由思想の巨星『老子』五千余言の不朽の日本語訳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
爺
36
哲学的な記述が多く、「なるほど〜」と思える箇所が多かった.日本の古典も好きだけど中国の古典は奥が深くて面白いな、と思った.2021/10/03
ソラーレ
8
老子の考えは庶民的な感じ。素直に受け入れやすい様な印象。礼儀は評価が低く意外●老子の教えの原点は「道」。道とは自然の摂理や法則。道が失われたら「徳」がくる。徳とは自己の欲望や執着から離れること。徳が失われたら「仁愛」が来る。仁愛は他者への思いやりや愛情のこと。仁愛が失われたら「道義」がくる。道義とは倫理的な原則や道徳の基盤。道義が失われたら「礼儀」がくる。礼儀は忠誠と信義のうわべであり、争乱の第一歩であるといわれる●自己の力を抑え、自然の道に従うことで、調和や平和を実現し、真の喜びを得ることができるという2023/05/20
百栗豆茶
6
老子訳注本。小川環樹さんの日本語訳がとても良い。「谷の神は決して死なない。それは神秘な牝と名づけられる。神秘な牝の入口、そこが天と地の根源である。それはほそぼそとつづいて、いつまでも残り、そこから汲み出しても、決して尽きはてることがない」。かって、OSHOは語っている。老子は桁はずれにあたり前だったと。何の努力も役立たない。無努力性が必要だ。何の稽古も役立たない。ただ、理解すること。ありのままに理解すること。そして、それを勇気を持って生きること。老子を理解することは全てを理解することだと。2020/09/06
ダンゴ☆ルッチ
4
シンプルですが、それ故に難しかったです。もう少し他の本で勉強してから、再度チャレンジします♪2016/09/30
nakmas
4
「道」の解釈が難解で、おそらく要点なんだろう。それがいろんな意味で、善く働く面と、悪く働く面の両方があると解釈してます。2014/11/03