出版社内容情報
なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日本列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。
内容説明
なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日本列島に約16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。
目次
第1章 古墳があらわれるまで(社会を語る墓地;長たちの台頭 ほか)
第2章 前方後円墳を解剖する(なぜ「前方後円」か;前方後円墳の道具立て ほか)
第3章 巨大古墳の世界(どこにどう築かれたか;国々の成立 ほか)
第4章 古墳文化の衰亡(縮小する古墳;古墳から「墓」へ ほか)
第5章 世界のなかの古墳文化(東アジアからみた古墳の出現;ユーラシアのなかの古墳 ほか)
著者等紹介
松木武彦[マツギタケヒコ]
1961年、愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。2008年、『全集 日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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