中公文庫<br> 父 岸田劉生

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中公文庫
父 岸田劉生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122014626
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C1123

内容説明

劉生の画業のなかで、麗子像の占める位置はきわめて高い。最も身近に接して育った娘が、画家劉生の人と仕事を、私情に溺れることなくつづる愛惜の記。

目次

幼年時代から結婚まで
代々木時代
鵠沼時代
京都時代
鎌倉時代
満州へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョニジョニ

15
麗子さんも本書いてたのかー、と軽い気持ちで読み始めたけど、品のある落ち着いた語り口で、「麗子像」を見る目が変わりました。娘がかわいくて仕方がない父親と、ちょっと怖いお父さんがやっぱり好き、という娘の気持ちが伝わります。個人的にはあの明るい坂道の絵がやたらと好きで、それ以外はどうも暗いんだよなーとよくわかりませんが、関東大震災で鵠沼を離れ、名古屋、京都と移り住んだのち、満州へ単身出稼ぎに出た劉生さんは、もっと落ち着いた暮らしをしたかったんだろうな。やりたいことがあるのに、呑んでしまう。よくわかります。2022/12/26

Francis

10
「麗子像」のモデル岸田麗子による岸田劉生の評伝。劉生の日記を引用しながら書かれた文章からは劉生が優れた芸術家であったこと、そして麗子の父への愛情が良く伝わってくる。劉生がキリスト者であり、神様への祈りを日記にも書いていたことはキリスト者の私には新鮮な驚きだった。2020/10/03

masawo

9
麗子像で有名な著者が記した岸田劉生の記録。芸術家、父親、それぞれの側面から画家の人間性が立体的に描かれている。画家の日記からの引用も多く、岸田劉生の真の生き様を知って欲しいという著者の思いが伝わってきた。後半は感情移入してしまうのでハンカチ必携。モディリアーニの娘(美術研究者)が書いた、モディリアーニの伝記を思い出した。2020/02/29

erie

7
劉生日記を数年前に読み、興味深かったのでこちらも。理想に燃える青年時代から酒に溺れながらも持ち直そうとする晩年まで、娘の麗子の手によって克明に綴られている。死後三十年、少女だった麗子氏も四十代になっていただろう、落ち着いた筆致であるが、時折抑制された生の感情、亡父への愛惜、思慕、憐れみ、そういったものが噴出していて、こちらの感情をも揺さぶってくる。当時の文化人が名を連ねているのも興味深い。しかし、この麗子氏も夭逝してしまうんだよなぁ……。2018/08/23

てくてく

7
岸田劉生とくれば麗子像。その麗子像のモデルである実娘による劉生。麗子さんをモデルにしながらもその描き方を変えていく様がつづられており、改めて現存する全ての麗子像を見比べたいと思った。初期の作品だけではなく晩年の作品およびそれを描いた劉生にもっと関心を持ってもらいたいという思いを強く感じた。関東大震災がなければ京都行もなくなり、そこに由来したかもしれない短命を避けられたかもしれない、それによってより多くの魅力的な作品が生まれたかもしれないと思った。2018/02/21

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