感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moonanddai
11
タイトル通り「動乱」の時代だったようです。幕府が倒れ、天皇も去り、「権威」といったものが無くなり、最後は誰が強いか、誰が勝つか、あわよくば自分が…、といった風潮というか思惑が、京都のみならず地方まで、そして上は将軍から下は地方の国人、農民にまで及ぶ…。で、最後の拠り所は、明皇帝からもらった「日本国王」…。ただ、このころまでは神仏等(あるいはそれに伴う経済力と言ってもいいかもしれない)を背景とした強訴は有効な場面もあったようです。それも義満につぶされ、アジールも消えていくことになったと言えるのでしょうか…。2023/11/13
Splash
0
後の戦国時代と異なり、皇室が主要なプレーヤーとなっての政権争いであるところが、南北朝時代の特徴。さらに、今日の味方は明日の敵で、新田義貞と足利尊氏がライバルとなったり、高師直と足利直義が対立したり、尊氏の実の息子の直冬が忠義側についたり。ゲリラ戦や個人戦の時代なので、組織だって戦う必要性よりも、自己実現を果たしたい思いがより出やすかったのだろうか。普通の歴史書とは異なる、面白い読み物だった。2015/11/14
sodium hydride
0
ようやく読み終えた。◆正直、室町時代を舐めていた。複雑すぎて、途中何度も挫折しかけた。◆そう言えば「獅子の座」という義満が主人公の小説も登場人物が複雑すぎて、数ページで挫折したままだった。◆もう少し勉強し直してから読み直したい。2014/06/23
兵衛介
0
名著の誉れが高い南北朝時代史入門本。評判通りの面白さ。新装版も出ている。2009/06/20
Katsusuke Taira
0
test2019/02/17
-
- 和書
- 博物館学文献目録