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中公クラシックス
ルネサンス

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  • サイズ B40判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601582
  • NDC分類 702.05
  • Cコード C1270

出版社内容情報

19世紀の欧州で唯美主義を提唱したペイターの代表作。格調高い文章で織りあげられた考察は美術思想史に大きな足跡を遺している。

内容説明

フランスに始まりフランスに終わる?十九世紀に唯美主義を唱え、美学史を画した著者の代表作。絵画彫刻文学への格調高い文体が読者の「想像的理性」を揺さぶる。

目次

序論
古代フランスの物語二篇
ピコ・デッラ・ミランドラ
サンドロ・ボッティチェッリ
ルカ・デッラ・ロッビア
ミケランジェロの詩
レオナルド・ダ・ヴィンチ
ジョルジョーネ派
ジョアシャン・デュ・ベレ
ヴィンケルマン
結論

著者等紹介

ペイター,ウォルター・ホレイシオ[ペイター,ウォルターホレイシオ] [Pater,Waltar Horatio]
1839~94。イギリス・ビクトリア朝の文学者、批評家、評論家、小説家。早くに両親を亡くし伯母に保護された。1858年、オックスフォード大学クイーンズ・コレッジ古典学科に入学。64~83年は同大学ブレイスノーズ・コレッジでギリシア哲学のフェローとして過ごし、この間の73年、33歳で『ルネサンス』を出版する。初版部数1250部で出発したこの本は賞賛と非難が交錯し、彼を毀誉褒貶の渦に巻き込んだ。研ぎ澄まされた感覚による美の理念の追究が「唯美主義」とされ、キリスト教的伝統の根強い学内で孤立、教授職に就くことはかなわなかった

別宮貞徳[ベックサダノリ]
英文学者、翻訳家。1927年東京生まれ。上智大学英文科、同大学院修士課程修了。元上智大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

17
定本1910年。唯美主義者ペイター(ⅳ頁)。美を、具体的な言葉で定義すること。個物にあらわれた美を最も適切に表現する方式を見出すことが、本当の美学研究者の目的(3頁~)。プラトンはギリシア語で、モーセはヘブライ語で読む。だからこそ、彼の作品は本当に程度の高い文化になる(56頁)。色彩と等価なものを獲得し、生命の表現と活動を確保し、純粋で厳しい無彩色の固定した個性の枠を広げる、という彫刻の3流派が3つの異なる方法で解決した問題(77頁~)。難しいのぅ。2015/09/30

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