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人間不平等起原論・社会契約論

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  • サイズ B40判/ページ数 456p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121600790
  • NDC分類 135.3
  • Cコード C1210

出版社内容情報

ルソーには近代の全てがあるといわれる。大革命の先駆をなした詩人思想家の二つの代表的民主主義理論。

目次

人間不平等起原論
社会契約論

著者等紹介

ルソー[ルソー][Rousseau,Jean‐Jacques]
1712~78。フランスの思想家、文学者。時計職人の子としてスイスのジュネーヴに生まれる。16歳でジュネーヴを出奔、自立の道を求めてさまざまな仕事を試みるが、成功しなかった。1750年、懸賞論文『学問・芸術論』が当選、一躍有名になる。さらに5年後の『人間不平等起原論』で文人としての地位を確立した。しかし社交界の風習になじめずパリ北郊に隠棲。そこで書かれたものに『新エロイーズ』『社会契約論』『エミール』がある。筆禍による逮捕の難を避けて、逃亡者として放浪の生活を送り、晩年、『告白』『孤独な散歩者の夢想』を書いた

小林善彦[コバヤシヨシヒコ]
1927年(昭和2年)東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京大学教養学部教授、学習院大学教授を歴任。1976年から2年間、パリ日本館長を務める

井上幸治[イノウエコウジ]
1910年(明治43年)埼玉県生まれ。東京帝国大学文学部西洋史学科卒。同大学大学院修了後、平凡社嘱託となり『世界歴史大事典』『世界大百科事典』の編集委員を務めた。その後、神戸大学、立教大学、津田塾大学の教授を歴任。1989年(平成1年)逝去
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感想・レビュー

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Ra

3
社会契約論のみ。法の精神、統治論と比較して、何となく理解がしづらい。いろいろ要因はあると思うが、おそらくホッブズーロックの流れを基底とした上でルソーを読んでしまうゆえ、ルソー独自の定義などが宙に浮いてしまうことが強い要因だと思う。解釈本を挟んで、もう一回読む。2018/02/28

かみかみ

1
評価:★★★★☆ 「人間不平等起原論」で人間が自然を切り開き、社会を築いて私有や悪徳の概念が生まれたことで不平等が拡大したことを説き、「社会契約論」で社会の構成員個々人が公共の福祉を追求することで形成される一般意志に基づいた直接民主制を理想の政体とする。ルソーが人間は本来善良であると認識している点、風俗や慣習、世論を明文化されていない「法」であり、一切の拘束を受けるべきでないと捉えていた点について勉強になった。2014/07/27

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